LMAP
LUMINE meets ART PROJECT

メインビジュアル

2015.02.02LUMINE meets ART PROJECT

LUMINE meets ART AWARD 2014
受賞作品展示

  • #AWARD
  • #DISPLAY

次世代のアーティスト発掘し、受賞作品をルミネ館内に飾るLUMINE meets ART AWARD。一般公募のなかから、賞金100万円が与えられるグランプリ1点を含む計5点の受賞作品を選出いたしました。

LUMINE meets ART AWARDとは

  • 期間
    2015年2月1日~3月上旬
  • 場所
    エレベーター部門    / ルミネ新宿(2基)
    ウィンドウ部門     / ルミネ新宿
    インスタレーション部門 / ルミネ新宿
    デジタルサイネージ部門 / ルミネエスト新宿(柱19面)

グランプリ

GRAND PRIX

インスタレーション部門

イメージ

イメージ

ニット・インベーダー

プロフィール写真

力石咲

ハイパーニットクリエイター。2004年多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業。2009年の《トラべリビング•プロジェクト》をきっかけに、ニットが対象にフイットし包み込む特性を生かし、旅先で出会った人やモノを編み包む活動を開始。人間と土地、空想と現実、さまざまな関係性やその背景に着目しながらニットで包んでいく作業は、世界をゆるやかに繋いでゆく作業であり、壮大なインスタレーションの一端である。

作品コンセプト

上空のUFOがキャトルミューティレーションをしてルミネを編み包もうとしています。この作業はルミネに来る人々とルミネを温かく繋いでゆく作業であり「世界を編み包む」という壮大なインスタレーションの一端です。

推薦コメント

小池博史
編みものですべてを包みこんでしまうニット・インベーダー。人工的な無機質を人工的な有機質へと変容させる。一見可愛らしく暖かそうで、柔らかく優しくひとに問いかける。自分もそこに包まれたいと思わせる。万物を編み包みこもうとして何を企むのか?ルミネから世界が編み込まれていく物語を想像してみてください。

準グランプリ

SECOND GRAND PRIX

ウィンドウ部門

イメージ

イメージ

ロングタイム

尾花賢一

1981年群馬県生まれ。筑波大学芸術研究科油絵専攻修了。名もなき覆面男に現代に生きる人々を投影。そんな彼らが醸し出す哀愁と物語を絵画や彫刻で表現している。現在はグループ展や個展を中心に活動。2014年12月に東京で個展を開催する。

作品コンセプト

作品テーマは「罠」。覆面を被った正体不明の男が宝石やバッグなどを使って、獲物を待っているという彫刻作品です。「運命的なモノとの出会いをつかまえてやる!」そんなワクワクするような瞬間を表現してみました。

推薦コメント

宮原夢画
ルミネと言うショッピングビル、そこには様々な品物が豊富に揃えられており、欲しい、素敵、可愛いという欲にかられる場所と同時に夢を与える場所。様々なアイテムに心奪われて誘い出され心が優越感に浸った瞬間に罠にかかるという皮肉、(罠がお会計のレジで大金を支払う瞬間に思えました!)そしてウィットにとんだ微妙なバランスがこの作品の素敵な所だと思います。人間が自然に持ち合わせている衣食住の欲とそれに引かされて廻りが見えなくなる人間の性さが(本性)をうまく作り出している素敵なメッセージのこもった作品です。

ルミネ賞/オーディエンス賞

LUMINE PRIZE

エレベーター部門

イメージ

イメージ

Dancing for

柿崎紗良

1991年生まれ、東京都出身。2013年桑沢デザイン研究所ビジュアルデザイン科卒業、同年広告制会社に入社。現在、デザイナーとして勤務する傍ら、イラストレーションを制作。

作品コンセプト

新しい事、物、人と出会った時の心と身体が踊り出すような高揚感を表現しました。

推薦コメント

戸塚憲太郎
のどかな風景の扉が開くと、そこに、少し滑稽とも言えるダンスをする女性の姿が現れる。その姿はどこか懐かしく、そしてまた生き生きとしている。多くの人が行き交うスピード感溢れる新宿の街で、一息つけるような安心感を覚える画風は心地よいギャップを生み出している。エレベーターという特殊な空間をグラフィカルに捉えており、後味の良い作品となっている。

入賞

PRIZE WINNER

エレベーター部門

イメージ

イメージ

エレベーターを"閉"の側から考える。

竹原真二

広島市立大学 デザイン工芸学科 卒業、同大学 大学院 修了後、同大学 ティーチングアシスタントを経て、グラフィックデザイン会社に勤務。その後ポルトガル、School of Arts and Design of Caldas da Rainhaマスターコースへ留学、2014年修了。「不可能になった状態」に焦点を当て、立体、映像、ドローイングなどを組み合わせたインスタレーションを制作する。

作品コンセプト

エレベーターを利用するという日常の行動を、“閉”の側から考えた場合、エレベーターが“開”く状態は、“閉”まっている状態の消滅と読み替えることができます。今回それを視覚化しました。

推薦コメント

倉本美津留
アート作品の評価軸において、わたしが常々重要視している2点がシンプル*イズ*ストロング&アーホ!です。今回、エレベーター部門が一番人気で応募が殺到していた中、エレベーターを題材に一番のシンプル*イズ*ストロング&アーホ!を感じたのがこの作品でした。エレベーターに「エレベーター」という文字を無数に書き込み閉じているドアに「閉」と見えるようにあしらうという、およそ説明のいらぬことを一心不乱にやるというその単純且つアホアホエネルギーに賞をあげない訳にはいかない!と感じ推しました。ルミネに少々オモシロ違和感を(^^)/

入賞

PRIZE WINNER

デジタルサイネージ部門

イメージ

イメージ

muchiko

中根有梨紗

アニメーター、イラストレーター。1990年埼玉県生まれ。2012年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、フリーランスで活動中。「かわいくてたのしい」を目指して、日々のんびりと制作に励む。

作品コンセプト

新しい服を着るのは楽しくて、わくわくします。洋服や髪型を変えると、自分自身だけでなく周りの空気まで少し違うように感じます。毎日いろんな服を着て、いろんな自分になりたい。そんな気持ちを表現しました。
vimeo.com/107541500

推薦コメント

尾形真理子
浮かれている女の子が可愛らしい。おしゃれをした日は、いつもと同じような素振りでも、心の中ではこのくらい軽やかに街を歩いているのかも知れません。ちょっと懐かしいようなボリューミーな肉体が弾むたびに、変身していく。表情はさして変わるわけではないからこそ、髪型や洋服でどれほど女の子の印象が決まるかがわかります。「さあ着替えよう」と思わせるリズム感が、待ち行く人を楽しませてくれる作品だと思いました。

総評

プロフィール写真

小山登美夫

設置する場所が決まった上での制作プランで、ルミネを行き交う人たちの顔を思い浮かべながらの制作となったと思われます。どのように社会の中に自分たちの作品をつなげていくかが、大きなポイントです。漠然としたアート作品というよりも、なにか人とつながっていくものということで力をもらい、与えていく、アーティストにとってもとても有意義なアワードだと思います。今回は5人のバラエティに富んだ作品が多くの中から選出されました。とくにグランプリを取られた力石さんの作品のように、身近なニットという素材がいろんなものをくるんでいくという日常とファンタジーが混ざりあった作品は、見に来る人たちに多くの発見を与えるのではないかと思います。世界が違って見える、それがルミネで体験できるのです。

審査員

  • LUMINE meets ART PROJECT

    小山登美夫
    小山登美夫ギャラリー代表。1996年に江東区佐賀町に小山登美夫ギャラリーを開廊。現在は世代を超えて、菅木志雄や蜷川実花、杉戸洋、三宅信太郎、福井篤、川島秀明などを展示。また、国外アーティストのリチャード・タトルやライアン・マッギンレーなどを日本に紹介する。2005年江東区清澄白河にギャラリーを移転。2012年、シンガポールに支店をオープン。2008年より明治大学国際日本学部特任准教授。著書に「現代アートビジネス」(アスキー新書)、 「その絵,いくら?」(講談社)、「小山登美夫の何もしないプロデュース術」(東洋経済新報社)、「見た, 訊いた、買った古美術」(新潮社)。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    尾形真理子
    コピーライター、クリエイティブディレクター。おもな仕事に、LUMINE、資生堂、東京海上日動あんしん生命、キリンビール、日産自動車、Tiffany & Co.など。東京コピーライターズクラブ会員。朝日広告賞グランプリ他受賞多数。「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」で、小説デビュー。LUMINEのコミュニケーションカレンダー、シーズンビジュアルなどを手掛け、女性の心に刺さるコピーに共感するファンも多い。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    小池博史
    イメージソース代表取締役。テクノロジー、デザイン、アートに精通し、最先端の技術を取り入れたデザイン性の高い作品を得意とする。Tokyo Interactive Ad Awards、Cannes Lions International Advertising Festival、ほか国内外のクリエイティブ・アワードを数多く受賞。近年は、ウェブ、インタラクティブ・インスタレーションに加え、プロダクトやサービスの開発にも意欲的に取り組み、また上海オフィスを基点としたグローバル展開を加速させている。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    倉本美津留
    放送作家。「ダウンタウンDX」Eテレのこども番組「シャキーン!」などを手がける。これまでの仕事に「ダウンタウンのごっつええ感じ」「一人ごっつ」「M-1グランプリ」「伊東家の食卓」「たけしの万物創世記」他。近著に「もともと人名カルタ」「明日のカルタ」「ビートル頭」。また、ミュージシャンとしても活動。アルバム「躾」NHKみんなのうた「月」(YOUに美津留)ミニアルバム「はにほへといろは」(くうきにみつる)他。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    KIKI
    モデル、女優。東京都出身。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒。雑誌をはじめ、広告、TV出演、連載の執筆、近年では自身の写真展「PRISMA」シリーズを発表、また芸術祭に作家として参加するなど多方面で活動中。著書に「山スタイル手帖」(講談社)「山が大好きになる練習帖」(雷鳥社)海外の山を中心とした写真&エッセイ「美しい山を旅して」(平凡社)、初のスタイルブック「KIKI LOVE FASHION」(宝島社)など多数。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    宮原夢画
    写真家。国内での個展の他、2008年ミラノ・GALLERIA CARLA SOZZANIにて「TOKONOMA」、2010年にはミュンヘン・MICHEKO GALERIEにて「InvisibleLayers」を発表。2011年、東京・Muga Miyahara Fotografiaにて合同写真展「IPPO-いっぽ」を開催する。KLEE Inc.主宰東京画への参加や、東京・椿山荘回廊ギャラリーENTRE DEUXにて「天使が降りてくる場所」を発表。2013年には、東京・hpgrp GALLERY TOKYOにて個展「散華 sange」を開催し、写真集「散華」を発刊。2014年、東京・72Galleryにて個展「シンケンシラハドリ」、写真集「シンケンシラハドリ」を発表する。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    戸塚憲太郎
    hpgrp GALLERY TOKYOディレクター。アッシュ・ペー・フランス株式会社にてファッション合同展示会「rooms」ディレクターを 経て、2007年4月、表参道に現代アートギャラリー「hpgrp GALLERY TOKYO」をオープン。同社が運営するH.P.FRANCE WINDOW GALLERY(丸の内ビルディング)のディレクターも務める。また、「青参道アートフェア」や「NEW CITY ART FAIR」を立ち上げ、日本のアーティストを積極的に海外へ紹介し、フェアディレクターとして参加 アーティストや参加ギャラリーのセレクション、プログラムの企画などを行う。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    諏訪博
    株式会社ルミネ営業部長。
  • LUMINE meets ART PROJECT

    LUMINE meets ART AWARD
    「アートのある毎日」を広げる次世代のアーティストを発掘し、受賞作品をルミネ館内に飾るアートアワード。ルミネを舞台に、アートと人々の自由な出合いの機会を作ります。