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LUMINE meets ART PROJECT

2021.03.02LUMINE meets ART AWARD

LUMINE meets ART AWARD 2020-2021 受賞者発表

第8回目を迎えるLUMINE meets ART AWARD 2020-2021の受賞者が決定しました。公募により461点のご応募があり、そこから厳選なる審査を通過した作品2点を表彰いたします。受賞作品は、審査員が推薦するゲストアーティストの作品と共に、5月にルミネ館内にて展示いたします。

グランプリ

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〈Draw the City〉

プロフィール写真

菊池和晃

美術家
1993年 京都生まれ。
2018年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻構想設計クラス 修了
京都を拠点に美術家として活動。
肉体を酷使することで稼働する装置を制作し、またその装置を使い美術史から引用したイメージを生産する。主な展覧会に「ニューミューテーション #3 菊池和晃・黒川岳・柳瀬安里」京都芸術センター(2020)。

作品コンセプト

都市は私たちが生きる場であり、また資本の生産装置でもある。その中においてアートはどのような役割を果たしているのだろうか。本作は自作のマシンを用い労働的な所作のもと生産したとある街の絵です。ハンドルを約千回まわす事で生産されたこれらは何か一方に寄り添うでもなく、また作者個人の意思は介入しないモノとしてそこに存在する。そうすることで何か大きなメッセージや力を伝えるのものではなく、今この時にふと疑問を得るような小さな力の発生源としたいと考えます。

審査員の声

加藤育子
華やかな都市。綺麗な商品も装飾も様々な労働が介在している。街の色を抽出し機械で生産される本作は、社会のコントラストを可視化する。
遠山正道
都市のシステムの下請けで押し潰されるように労働する我々。アートですら意思を排除した中で我々はどう生きていくのかを突きつけられる。

準グランプリ

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SALVATION MOUNTAIN CITY

プロフィール写真

星野陽子

1991年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了。
第20回1WALLグラフィックファイナリスト/第4回CAF賞入選。
身の回りの日用品や衣類が重なる様子に抱くダイナミックなスケール感をテーマに、その素材の持つ色や形を利用しながら絵画・インスタレーションを制作している。

作品コンセプト

部屋にある何気ない布や花瓶を眺めていると、壮大な砂漠や巨大なビルのような景色が浮かんだ。それを一度絵画に起こすことでただの色と形に分解し、それぞれのピースを3次元で再構成する。今回は砂漠に突如現れたカラフルな砂の丘「サルベーションマウンテン」をモチーフに、そこに近未来的な都市イメージを重ねたインスタレーションを制作。ルミネのショーウィンドウに半立体の絵画作品として展示する。

審査員の声

小山登美夫
星野さんのインスタレーションは絵画のなかから生まれ、実際の空間に展開される、その二次元と三次元の行き来が楽しみです。
永井秀二
アフターコロナに向け、世の中の明るさやポップさをポジティブに表現した作品に希望を感じました。

オーディエンス賞

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「Life Line」

プロフィール写真

市川大翔

1991年生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。
IT企業にてインハウスデザイナーとして勤めるかたわら、ネオンサインのデザイン・バーナーワーク・アート作品の制作を行う。ネオンサインをモチーフとした、3DCG・VR空間、グラフィックデザインなど、様々な表現方法での制作を展開している。

作品コンセプト

好きな服を着て、外に出て、人と会って、買い物して....。こうした日常がコロナウイルスを取り巻く状況下で、変化を強いられました。この作品では普段の生活のありがたみを再認識し、日常のシーンを切り取った絵をネオンサインによって、特別な線で描きます。