ルミネ新宿 ルミネ2 2F
スタニングルアー横
ショーウィンドウ
展示期間【5/31~6/13】
ARTIST PROFILE
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グランプリ
菊池 和晃(キクチ カズアキ)さん
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美術家
1993年 京都生まれ。
2018年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻構想設計クラス 修了
京都を拠点に美術家として活動。
肉体を酷使することで稼働する装置を制作し、またその装置を使い美術史から引用したイメージを生産する。主な展覧会に「ニューミューテーション #3 菊池和晃・黒川岳・柳瀬安里」京都芸術センター(2020)。
EXHIBITION WORKS
- <Draw the City>
都市は私たちが生きる場であり、また資本の生産装置でもある。その中においてアートはどのような役割を果たしているのだろうか。本作は自作のマシンを用い労働的な所作のもと生産したとある街の絵です。ハンドルを約千回まわす事で生産されたこれらは何か一方に寄り添うでもなく、また作者個人の意思は介入しないモノとしてそこに存在する。そうすることで何か大きなメッセージや力を伝えるのものではなく、今この時にふと疑問を得るような小さな力の発生源としたいと考えます。
- 【審査員コメント】
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加藤育子氏:菊池氏は家業である機械生産の仕事に就きながら、作品を生み出す「機械」をつくり、動かす「労働」を通じてアートワークを制作。感性や芸術とは対極的なイメージを持つ、機械的な生産方法に必然性を見出し、作品に昇華させた確かな思考と技術が卓越していた。応募作は、リヒターの「カラーチャート」を参照しながら、新宿の街並みから抽出した色を用い、機械で描いた絵画である。華やかに見える都市にも、綺麗な装飾や商品にも、必ず労働が介在する。わたしたちが生きる社会のコントラストを可視化させる力を高く評価した。
遠山正道氏:都市は労働の集積でできている。アートも手の技、意識の集積でできあがる。その両端を示され我々はその狭間で蠢いている。
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