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LUMINE meets ART PROJECT

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2022.12.20LUMINE meets ART

meets ART story #4

  • #INTERVIEW

共作だからこそ生まれる破壊と物語の広がり。
2人の画家によるアートチーム「海と梨」の魅力

時任海斗さん、時任梨乃さんの2人の画家によるアートチーム「海と梨」。絵画制作のほか、ライブペインティング、独自の絵画技法を取り入れたアートジュエリー「Leon art jewelry」の製作など、さまざまな活動を行っている。今年は、ニュウマン新宿とニュウマン横浜による初の合同アート展示企画に招聘され、「海と梨による絵画作品と詩の2部作展示」を披露。未来に向かってポジティブな選択をする女性の冒険の始まりと結末という対となる作品を、両館に展示した。
「今回の詩は、私が普段から書き留めているものの一部。絵と同じ空間に寄り添う言葉が、絵を見てくださった人の想像を後押しするような存在になればと思いました」(梨乃さん)

2人が出会ったのは、イラストレーターの木村タカヒロさんが開いている絵画の私塾。たまたま年齢が同じで、住んでいたエリアも近く、一緒に美術展などに足を運ぶうちに意気投合。2019年、「海と梨」としての活動をスタートしたのだそう。お互いに共感し合う仲とはいえ、それぞれ異なる個性やインスピレーションをもつアーティスト。共同で制作するうえで、ストレスを感じることや衝突することはないのだろうか?
「ひとりで描いていると、自分の想像を超えるものがなかなか生まれてこないときもあります。でも2人でひとつのキャンバスに描いていくと、お互いにコントロールできない存在なので、思いもよらないことや偶発的なことが起こるんです」(海斗さん)
「2人で作品を描くのは、あてのない旅のようなもの。でも、必ずひとつの調和に向かっていきます。そのプロセスも好きですね」(梨乃さん)

前述の合同アート展示企画の一環として行われた彼らのライブペインティングは、まさに予測ができない楽しさに満ちたものだった。ひとりがパターンを描いたと思えば、もうひとりがその周りに意外なパターンを描き足す。アイコニックなモチーフが描かれたかと思いきや、一気に塗りつぶされて、また別の世界が生まれていく。絵を描くという行為そのものが、まるで即興的な物語のように展開していくさまが美しい。
「流れを信頼して、今を楽しみたいですね」と梨乃さん。

彼らのありようは、寄り道するゆとりの豊かさを思い出させてくれる。

作品イメージ

7月21日~9月30日、ニュウマン新宿とニュウマン横浜にて開催された合同アート展示企画「海と梨による絵画作品と詩の2部作展示」より、ニュウマン横浜でのライブペインティングの様子。展示作品の詩の一部「こんなに穏やかな日が来るなんて思っていなかった」が発想の起点。

作品イメージ

同企画のニュウマン横浜のウィンドウ展示。

作品イメージ

同企画のニュウマン新宿のウィンドウ展示。

Text: Kaori Shimura Photo: Manami Takahashi Design: Satoko Miyakoshi Edit: Sayuri kobayashi

※本記事は2022年11月28日に『AERA』に掲載された記事を再編集しております。
※情報は記事公開時点のもので、変更になることがございます。

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    LUMINE meets ART PROJECT
    アートと人々の未来の地図を描くプロジェクト。
    お客さまの日々の生活を豊かにする「アートのある毎日」を提案。
    ルミネ館内における展示や、暮らしに取り入れやすい作品を揃えたアートフェアの開催など、アートとの自由な出合いの場を創出します。