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LUMINE meets ART PROJECT

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2024.03.20LUMINE meets ART

meets ART story #11

  • #INTERVIEW

アートのプロである2人に聞く、
作品を初めて買う人にアートフェアがおすすめの理由

ルミネが主催するアートフェアが昨年11月、ニュウマン新宿で開催された。アートフェアとは、複数のアーティストやギャラリーが出展する展示販売イベントのこと。第2回となる今回は、ルミネと関わりのあるアーティストを中心に29組が参加。2日間のイベントは大盛況で、なかには作品が完売したアーティストも。ここではアートフェアの魅力について、日本科学未来館の元キュレーターで2025年度末にTAKANAWA GATEWAY CITYに誕生する文化創造棟の準備をしている内田まほろさんと、ルミネアートフェアのディレクターでギャラリストの戸塚憲太郎さんに聞いた。

内田:アートを購入して暮らしに取り入れたくても、最初の一歩を踏み出すのは勇気がいるものですが、今回のアートフェアは最初の一歩にふさわしいイベントでしたね。そもそも、ルミネが主催しているという時点で親しみやすい。

戸塚:サブタイトルに「マイ・ファースト・コレクション」とあるとおり、アートを購入したことがない人でもアプローチしやすいように配慮しました。まずは、作品の価格帯を抑えたこと。

内田:自宅に飾りやすいサイズの作品が多く、価格が作品の横にきちんと明記されていたのも、買いやすさにつながっていました。

戸塚:会場にはアートに精通したコンシェルジュスタッフがいて、作品の飾り方や楽しみ方を説明。参加アーティストにもできるだけ会場に来てもらいました。来場者の方々からは「作家と話せてアートを身近に感じられた」といったうれしい反響が多かったですね。

内田:アートを買うときって、作品の持つ価値を買うというよりも、「自分だけの物語」を買っていると思うんです。「自分へのごほうびに」とか「もうすぐ子どもの記念日だから」とか、個人的な必然性を感じてはじめて購入を決意する。そういう意味では、アーティストとの会話から「物語」が生まれるケースもありますね。

戸塚:「実は出身地が同じだった」とか。それに、アートフェアのようにさまざまなアーティストの作品を一気に観られる環境は、自分の好みを知る機会でもあります。ルミネの店頭でたくさんのバリエーションのなかから洋服を選ぶように、アートを選ぶのもいい。

内田:同感。アートは生活を彩るためのもの。難しく考えず、「好き」を大切にしたらいいと思います。

作品イメージ

左から内田まほろさん、戸塚憲太郎さん。

作品イメージ

昨年11月の「LUMINE ART FAIR –My 1_st Collection Vol.2–」の会場風景。当日はライブペインティングなどのイベントも行われた。

作品イメージ

2014年の「LUMINE meets ART AWARD」で準グランプリを獲得したアーティスト、尾花賢一さんの作品も。

Text: Kaori Shimura Photo: Takehiro Goto Design: Satoko Miyakoshi Edit: Sayuri Kobayashi

※本記事は2024年1月22日に『AERA』に掲載された記事を再編集しております。
※情報は記事公開時点のもので、変更になることがございます。

  • LUMINE meets ART PROJECT

    LUMINE meets ART PROJECT
    アートと人々の未来の地図を描くプロジェクト。
    お客さまの日々の生活を豊かにする「アートのある毎日」を提案。
    ルミネ館内における展示や、暮らしに取り入れやすい作品を揃えたアートフェアの開催など、アートとの自由な出合いの場を創出します。