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LUMINE meets ART PROJECT

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2024.09.12NEWoMan meets ART

NEWoMan YOKOHAMA × The Chain Museum
yukichico&興梠 優護&倉敷 安耶

  • #DISPLAY

NEWoMan YOKOHAMA × The Chain Museumがつくるアートスペース「Wall Street Museum」。
開発コンセプト「STORY…ING」を基に、企画・キュレーション・ディレクションしたアートを館内1・2F壁面にて常設で展示しております。今回の展示では、1Fをyukichicoさん、2Fを興梠優護さん、倉敷安耶さんに空間を彩っていただきました。

  • 期間
    2024年8月22日(木)~
  • 場所
    ニュウマン横浜 1F ・2F壁面

1F 『yukichico × NEWoMan YOKOHAMA』

1F壁面ミュージアムではyukichicoさんの作品を紹介しています。

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Photo by Ryo Yoshiya @444448

NEWoMan 2024AWのテーマ「New Points of View」に合わせ、日本文化の中で長く続くものに、今日の技術を組み合わせて新鮮な感覚をもたらす作品を発表しているyukichicoさんに空間を彩っていただきます。

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水をモチーフとし、時間や瞬間に目を向けるための、映像や写真とペインティングの作品を展示します。ディスプレイの作品では、映像作品を日本文化のなかの掛軸を想起させる細長いディスプレイに組み込み、茶道具としての映像を制作しています。木製掛は本来、季節の俳句が書かれた色紙を挟むための道具ですが、yukichicoさんは、その書や俳句といった色紙を映像に入れ替えています。映像はCGではなく、作家がカメラを通して撮影した実写素材がもとになっています。光の分散により、RGBカラーの水面が見飽きることなく揺れ続けています。カメラを通して光の色を見たときの驚きを、なるべくそのまま保存するように、また俳句にならってシンプルに映像作品化しました。

プロフィール写真

Yukichico

映像作家・アーティスト。東京を拠点に、映像の視点から世界を眺め、現象にまつわる作品を制作している。近年はスキャニメーション、ポーリングアートと写真の組み合わせ、シルクスクリーンなど映像そのものにとどまらず、時間の発想から様々な表現方法を取り入れている。




2F 「Dancing in the Boundary」 -境界の中で踊る-

2F壁面ミュージアムのキュレーションテーマは『「Dancing in the Boundary」 -境界の中で踊る-』。

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Photo by Ryo Yoshiya @444448

この展覧会では、「境界」と「共存」をテーマとし、興梠 優護さんと倉敷 安耶さんの作品を紹介しています。興梠さんは半抽象的な筆致での表現、倉敷さんは主に転写技法を用いた平面作品を発表しています。2人の絵画表現は、画面の中にどこか違和感を生みながらも、見る人に「個」と「他」の間を行き来しながら、境界の中で踊っているような感覚をもたらします。

興梠 優護

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興梠さんは、光 / 色彩 / 大気 / 人といったあらゆるものとの境界で起きる、言葉では表現できない感情の揺らぎを、半抽象的な筆致で表現しています。今回の展示では、「古典的な題材と媒体や技法においても、現代性を持たせることが可能なのか」ということに関心を置きながら、未だ名前のついていないような不確かで曖昧なものたちを、絵画性の拡がりのなかで紡ぎだします。

倉敷 安耶

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倉敷さんは主に転写技法を用いた平面作品を中心に、他者と自己は絶対的他人であり不連続体であるということを前提に、他者との密接なコミュニケーションや共存の模索、融合などを試みています。今回展示するのは、共同体内での「眼差し」を振り返る⽬的として東洋 / ⻄洋絵画内における⼥性像に焦点を当てた作品群です。これらの作品は、仏教画の九相図、そのモデルとなった"小野小町"、さらには説話の中でイメージが一人歩きしたことによって個人の人格が無視され、罪を背負った点が小町と共通する"マグダラのマリア"をモチーフとしています。

[キュレータープロフィール]
川越 地球/Tera Kawagoe
キュレーター/アートコーディネーター。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業後、 (株)アートフロントギャラリー、RICOH ART GALLERYの立ち上げを経て現職。

プロフィール写真

興梠 優護/Yugo Kohrogi

1982年 熊本県生まれ。2009年 東京藝術大学大学院美術研究科修了。人体のモチーフを軸に、光、色彩、視覚といった曖昧で移ろいゆくものに着目し、絵画性の拡がりを探る試みを行う。近年は、国内外に中長期的に滞在し、根源性と現代性という観点からリサーチと制作、展示を行なっている。主な展覧会に2023年「VOCA 2023」 上野の森美術館, 東京 2022年「KYOTO STEAM 2022」 京セラ美術館 東山キューブ, 京都 2018年「高橋コレクション 顔と抽象」清春白樺美術館, 山梨など 。主なアーティストインレジデンスとして、スペイン、ブルガリアなど。

プロフィール写真

倉敷 安耶/Aya Kurashiki

1993年 兵庫県生まれ。2018年 京都造形芸術大学大学院修了 。2020年 東京藝術大学大学院修了。 佐藤国際文化育英財団第26期生 。クマ財団3期生。2021年度VIVA AWARDアソシエイツアーティスト。現在は東京を拠点に活動中。

  • NEWoMan meets ART PROJECT

    NEWoMan meets ART
    アートと人々の未来の地図を描くプロジェクト。
    お客さまの日々の生活を豊かにする「アートのある毎日」を提案。
    ルミネ館内における展示や、暮らしに取り入れやすい作品を揃えたアートフェアの開催など、アートとの自由な出合いの場を創出します。