FASHION
WINDOW DISPLAY
夏の喜びときらめきを感じて。お花がモチーフのシーズンディスプレイ
2022.06.24
ルミネの6月16日(木)〜のシーズンディスプレイは、「Under the Summer Sky(日差しが似合う、わたしたち)」がテーマ。サステナビリティや環境問題など、ここ数年で自然への意識がさらに深まり、バケーションの過ごし方にも変化が起こりそうな予感です。価値観の転換期を迎えている今年の夏のバケーションこそ、大切な自然に思いを馳せながら過ごすことで、暮らしの喜びや豊かさをより感じられるのではないでしょうか。
現在ルミネ各店では、そうした豊かな自然が広がる外の世界に一歩踏み出したくなるようなシーズンディスプレイを7月20日(水)まで見ることができます。
今回のシーズンディスプレイの背景画を手がけたのは、自然とのつながりを大切にしながら作品を発表するアーティスト・Eri Takagi(エリ タカギ)さん。「ディスプレイを見た方に、ポジティブな気持ちになっていただきたい」と話すEriさんに、普段の制作から、シーズンディスプレイに込めた想い、自然との関わり方までを聞きました。
現在ルミネ各店では、そうした豊かな自然が広がる外の世界に一歩踏み出したくなるようなシーズンディスプレイを7月20日(水)まで見ることができます。
今回のシーズンディスプレイの背景画を手がけたのは、自然とのつながりを大切にしながら作品を発表するアーティスト・Eri Takagi(エリ タカギ)さん。「ディスプレイを見た方に、ポジティブな気持ちになっていただきたい」と話すEriさんに、普段の制作から、シーズンディスプレイに込めた想い、自然との関わり方までを聞きました。
自身のアイコンとなっている花を描くEriさん(Photograph:NACHOS)
自由と遊びごころを詰め込んだ、Eri Takagiさんの作品づくり
自然や動物をモチーフに作品を制作することが多いというEriさん。アクリル絵の具をメインに使いながらも、自分の表現したいものが描けるならば、画材にはとらわれないと話します。
「抽象画も具象画も好きですが、抽象画の場合、まずは何色を使うかを考えて描いていきます。毎年自分の中でテーマがあるのですがそれに沿っていれば、使う色の縛りも画材のこだわりもありません。私の作品制作は、画材のテクスチャーを駆使しながら、色も遊びながら、自分の表現したいことをキャンバスに乗せていくことが多いですね」
その年ごとにEriさんが設けるテーマは、自分の気分を反映したものだったり、過去を振り返るものだったりと、さまざまだそう。
「たとえば、過去を振り返るテーマで、実は落ち込んでいましたということを伝えるにするにしても、ポジティブな表現にするようにしています。自分の性格上、ネガティブなことは描きたいとは思わないし、それを表現したところで……と。社会を風刺したアートを見るのは好きですが、私の役割はそこではないかなって思っているんです」
「抽象画も具象画も好きですが、抽象画の場合、まずは何色を使うかを考えて描いていきます。毎年自分の中でテーマがあるのですがそれに沿っていれば、使う色の縛りも画材のこだわりもありません。私の作品制作は、画材のテクスチャーを駆使しながら、色も遊びながら、自分の表現したいことをキャンバスに乗せていくことが多いですね」
その年ごとにEriさんが設けるテーマは、自分の気分を反映したものだったり、過去を振り返るものだったりと、さまざまだそう。
「たとえば、過去を振り返るテーマで、実は落ち込んでいましたということを伝えるにするにしても、ポジティブな表現にするようにしています。自分の性格上、ネガティブなことは描きたいとは思わないし、それを表現したところで……と。社会を風刺したアートを見るのは好きですが、私の役割はそこではないかなって思っているんです」
アクリル絵の具でつくり出す色鮮やかなEriさんの世界
気持ちをゼロにしてくれる自然があるから、新たな作品に向き合える
現在、Eriさんは湘南で暮らしながら作品の制作を続けています。海などの自然を身近に感じることで、作品に向かうための気持ちをリセットできるのだそう。
「私の場合、自然はインスピレーションを受けるのではなく、溜め込みがちな気持ちをリセットしてくれる場所。海や緑など自然と会話はできませんが、自分の心情によってその見え方は変わります。だから、自然と向き合うことで今の自分をよく知れ、心のレベルも測ることができるんです。
サーフィンで波待ちをしている時間だったり、波のない日は海の真ん中でぼーっと遠くを見つめたり。そういう豊かな時間が気持ちをゼロに戻してくれるから、次の作品に向かっていけるんだと感じています」
次の作品に向かう原動力にもなっているという自然は、Eriさんにとって感謝してもしきれない偉大な存在なのだそう。
「自然に感謝という言葉をよく聞きますが、私にとっても偉大で大切な存在です。人は自然と共存していかなければなりませんが、いろんな恩恵を受けることもあればその反対もあります。ですが私は、自然は敵でも味方でもなく、一番公平な存在なのかなと思っています。いつでもフラットでいてくれるからこそ、自然と向き合う時間が好きなのかもしれません」
「私の場合、自然はインスピレーションを受けるのではなく、溜め込みがちな気持ちをリセットしてくれる場所。海や緑など自然と会話はできませんが、自分の心情によってその見え方は変わります。だから、自然と向き合うことで今の自分をよく知れ、心のレベルも測ることができるんです。
サーフィンで波待ちをしている時間だったり、波のない日は海の真ん中でぼーっと遠くを見つめたり。そういう豊かな時間が気持ちをゼロに戻してくれるから、次の作品に向かっていけるんだと感じています」
次の作品に向かう原動力にもなっているという自然は、Eriさんにとって感謝してもしきれない偉大な存在なのだそう。
「自然に感謝という言葉をよく聞きますが、私にとっても偉大で大切な存在です。人は自然と共存していかなければなりませんが、いろんな恩恵を受けることもあればその反対もあります。ですが私は、自然は敵でも味方でもなく、一番公平な存在なのかなと思っています。いつでもフラットでいてくれるからこそ、自然と向き合う時間が好きなのかもしれません」
海での時間が自分をリセットし、新たな制作へと気持ちを向かわせる(Photograph:NACHOS)
夏の日差しに誘われて、ポジティブな気持ちで太陽の下へ
自然とともに生きるEriさんは、今回のルミネのテーマ「Under the Summer Sky(日差しが似合う、わたしたち)」をどのように解釈されたのでしょうか。
「今回のテーマを聞いてまず思い浮かんだのは、小学生のときの夏休み。私の子供時代は、外で走り回ったり、海やプールで泳いだり、日焼けも汗も気にせずに夏を思い切り謳歌していました。目の前のことに夢中になり、直感や好奇心の赴くままに夏休みを過ごしていた何にも縛られてない自分を思い出したので、それをイメージして今回の作品に挑もうと思いました」
そして今回Eriさんが描いたのは、自身の作品のモチーフにもなっているお花を使った絵。夏らしい色使いが印象的です。
「夏真っ只中を表現したかったので、夏の清々しい空気を思わせる青、そして夏の日差しのように明るい黄色を使い、普段はあまりやらないような色の組み合わせにチャレンジしています。また、見応えを意識したくて、テクスチャーでお花のデコボコや光の陰も表現しました。こうして制作したシーズンディスプレイを目にしてくださった方には、太陽の下に駆け出したくなるような明るい気持ちになっていただけたら嬉しいですね」
季節のきらめきとワクワクが詰まったシーズンディスプレイ。輝く太陽の下、夏の喜びを感じてみませんか。
「今回のテーマを聞いてまず思い浮かんだのは、小学生のときの夏休み。私の子供時代は、外で走り回ったり、海やプールで泳いだり、日焼けも汗も気にせずに夏を思い切り謳歌していました。目の前のことに夢中になり、直感や好奇心の赴くままに夏休みを過ごしていた何にも縛られてない自分を思い出したので、それをイメージして今回の作品に挑もうと思いました」
そして今回Eriさんが描いたのは、自身の作品のモチーフにもなっているお花を使った絵。夏らしい色使いが印象的です。
「夏真っ只中を表現したかったので、夏の清々しい空気を思わせる青、そして夏の日差しのように明るい黄色を使い、普段はあまりやらないような色の組み合わせにチャレンジしています。また、見応えを意識したくて、テクスチャーでお花のデコボコや光の陰も表現しました。こうして制作したシーズンディスプレイを目にしてくださった方には、太陽の下に駆け出したくなるような明るい気持ちになっていただけたら嬉しいですね」
季節のきらめきとワクワクが詰まったシーズンディスプレイ。輝く太陽の下、夏の喜びを感じてみませんか。
ルミネ新宿で見られる、Eriさんの絵を使ったシーズンディスプレイ
期間/2022年6月16日(木)~7月20日(水)予定
ウィンドウテーマ/Under the Summer Sky(日差しが似合う、わたしたち)
実施館/ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
Creative Direction:Mo-Green Co.,Ltd.
Visual Design:Eri Takagi
Ice Cream Photograph:Miyu Fukada
ウィンドウテーマ/Under the Summer Sky(日差しが似合う、わたしたち)
実施館/ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
Creative Direction:Mo-Green Co.,Ltd.
Visual Design:Eri Takagi
Ice Cream Photograph:Miyu Fukada