FASHION
WINDOW DISPLAY
心地よさと未来へ向かうエネルギーに満たされるシーズンディスプレイ
2023.04.11
ルミネの4月1日（土）〜のシーズンディスプレイは、「Hello Euphoria. 新しい世界。新しい私たち。」がテーマです。わたしたちの世界にはまだまだたくさんの課題があるけれど、よりよい未来を信じて前を向いて進んでいきたい。もっと多様で自由で、誰もが自分らしい幸せを心から受け入れられる、そんな居心地の良い世界へ。ルミネ各店では、ちょっと幻想的で未来へのエネルギーに満ちたシーズンディスプレイを、5月7日（日）まで展開中です。
シーズンディスプレイのアートディレクションを担当したのは、クリエイティブカンパニーPOOL inc.。クリエイティブディレクターの滝瀬玲子さんとアートディレクターの高橋千佳さんに、制作のコンセプトや表現に込めた想いについて聞きました。
シーズンディスプレイのアートディレクションを担当したのは、クリエイティブカンパニーPOOL inc.。クリエイティブディレクターの滝瀬玲子さんとアートディレクターの高橋千佳さんに、制作のコンセプトや表現に込めた想いについて聞きました。
一人ひとりの内側に広がるEuphoriaの幸福感を具現化する
今回のウィンドウのキーワードである「Euphoria（ユーフォリア）」。無数のイメージが広がりそうなこのテーマを、おふたりはどのように解釈したのでしょうか。
「まず、この時代の価値観にハマるようなEuphoriaって何だろう、ということを最初に考えました。去年までは行動制限もあり煮え切らない時間を過ごしたけれど、今年は制限も緩和され、先の予定を決めることができるようになって、心に余裕が生まれたと感じています。その心の余裕をEuphoriaの幸福感と捉えて、表現に落とし込めないかを試行錯誤していきました」と滝瀬さん。
どこか遠くにある想像上のEuphoriaではなく、とても個人的な、誰もが持つ心の中のEuphoria。ここから導き出されたデザインコンセプトについて、滝瀬さんは「見た瞬間に心地よさを感じてもらえるもの」といいました。
「Euphoriaという感覚的なものをどう表現するか。あまり説明的にはしたくなかったですし、見た瞬間の心地よさや気持ちよさに近づくために、その感覚を具体的な形に落とし込んでいくのが難しかったです」
長いトンネルを抜けたその先にある世界が具現化された今回のウィンドウでは、いつかどこかで見たことのあるような、懐かしさのあるモチーフが空間を印象づけています。デザインを担当した高橋さんにこだわった点を聞きました。
「モチーフは、子どもの頃に遊んだレインボースティックです。あのオーロラのテープがポヨンポヨンと柔らかく弾む感じは幻想的で見ているだけでも幸せな気分になれるし、心の豊かさや心地よさを合わせて表現できるんじゃないかと。ただ、キラキラした世界だけれど、かわいらしくドリーミーになりすぎるのではなく、未来への希望や何かを選択する意志の強さのようなものも表現したいと思っていました」
「まず、この時代の価値観にハマるようなEuphoriaって何だろう、ということを最初に考えました。去年までは行動制限もあり煮え切らない時間を過ごしたけれど、今年は制限も緩和され、先の予定を決めることができるようになって、心に余裕が生まれたと感じています。その心の余裕をEuphoriaの幸福感と捉えて、表現に落とし込めないかを試行錯誤していきました」と滝瀬さん。
どこか遠くにある想像上のEuphoriaではなく、とても個人的な、誰もが持つ心の中のEuphoria。ここから導き出されたデザインコンセプトについて、滝瀬さんは「見た瞬間に心地よさを感じてもらえるもの」といいました。
「Euphoriaという感覚的なものをどう表現するか。あまり説明的にはしたくなかったですし、見た瞬間の心地よさや気持ちよさに近づくために、その感覚を具体的な形に落とし込んでいくのが難しかったです」
長いトンネルを抜けたその先にある世界が具現化された今回のウィンドウでは、いつかどこかで見たことのあるような、懐かしさのあるモチーフが空間を印象づけています。デザインを担当した高橋さんにこだわった点を聞きました。
「モチーフは、子どもの頃に遊んだレインボースティックです。あのオーロラのテープがポヨンポヨンと柔らかく弾む感じは幻想的で見ているだけでも幸せな気分になれるし、心の豊かさや心地よさを合わせて表現できるんじゃないかと。ただ、キラキラした世界だけれど、かわいらしくドリーミーになりすぎるのではなく、未来への希望や何かを選択する意志の強さのようなものも表現したいと思っていました」
浮遊感を表現
直感的に惹きつけられる、未来へのワクワクが生まれるEuphoria
とても私的だけれど、未来へ向かうエネルギーに満ちた心の中のEuphoriaをウィンドウに表現した滝瀬さんと高橋さん。ふたりにとってのEuphoriaを聞いてみると、
「邪魔されないで集中できる自分の時間やそういう感覚にEuphoriaがある気がします。みんなで共有するというよりも、一人で何かに没入していくその瞬間みたいなもの」と滝瀬さん。
一方、高橋さんは、
「ふわふわしたもので囲まれていたりして、気持ちいいなと感じる浮遊感や、楽しく過ごせるくらいのほろ酔い気分もそうかもしれません。それも、みんなでワイワイするのではなく、本当に好きな人たちの中でふわっとした気持ちで過ごせる心地よさだったり、自分の中でじんわりと感じる浮遊感だったり」といい、まさに自分の内側に広がるEuphoriaを、ふたりともそれぞれに大切にしているようでした。
「邪魔されないで集中できる自分の時間やそういう感覚にEuphoriaがある気がします。みんなで共有するというよりも、一人で何かに没入していくその瞬間みたいなもの」と滝瀬さん。
一方、高橋さんは、
「ふわふわしたもので囲まれていたりして、気持ちいいなと感じる浮遊感や、楽しく過ごせるくらいのほろ酔い気分もそうかもしれません。それも、みんなでワイワイするのではなく、本当に好きな人たちの中でふわっとした気持ちで過ごせる心地よさだったり、自分の中でじんわりと感じる浮遊感だったり」といい、まさに自分の内側に広がるEuphoriaを、ふたりともそれぞれに大切にしているようでした。
ルミネ新宿店 M階段上ウィンドウにて回転するオブジェクトを展示
ウィンドウで存在感を放つ大きなレインボースティックのオブジェクトは、その素材感やテープの幅など、本来のレインボースティックの持つ柔らかさや動きを連想できるよう、何度も試作が重ねられました。中でも新宿では１カ所だけオブジェクトを回転させているウィンドウがあり、見所の一つとなっていると滝瀬さんはいいます。
「回転するオブジェクトについては、回転のスピードや動きを研究して、いかにレインボースティックが気持ちよく魅力的に見えるかにこだわりました。回転しないウィンドウでは配置やライティングを工夫して、浮遊感のある空間の使い方を意識しています。どちらも複雑な光の反射がおもしろいので、ぜひ見ていただきたいです」
ちょっと幻想的な浮遊感のある今回のシーズンディスプレイ。通りがかると思わず惹きつけられて、足を止めてしまいます。
「パッと見たときにテンションが上がったり、見た方に直感的に反応してもらえたら嬉しいです。新しい季節に向かう喜びやウキウキした気持ちを感じてもらえたらいいなと思っています」と高橋さん。
感覚的な心地よさや幸福感に溢れるウィンドウを眺め、気持ちを満たして今年はもっと自分らしく、自由に未来への希望を描きたくなる、そんなシーズンディスプレイです。
「回転するオブジェクトについては、回転のスピードや動きを研究して、いかにレインボースティックが気持ちよく魅力的に見えるかにこだわりました。回転しないウィンドウでは配置やライティングを工夫して、浮遊感のある空間の使い方を意識しています。どちらも複雑な光の反射がおもしろいので、ぜひ見ていただきたいです」
ちょっと幻想的な浮遊感のある今回のシーズンディスプレイ。通りがかると思わず惹きつけられて、足を止めてしまいます。
「パッと見たときにテンションが上がったり、見た方に直感的に反応してもらえたら嬉しいです。新しい季節に向かう喜びやウキウキした気持ちを感じてもらえたらいいなと思っています」と高橋さん。
感覚的な心地よさや幸福感に溢れるウィンドウを眺め、気持ちを満たして今年はもっと自分らしく、自由に未来への希望を描きたくなる、そんなシーズンディスプレイです。
期間／2023年4月1日（土）～5月7日（日）予定
ウィンドウテーマ／Hello Euphoria. 新しい世界。新しい私たち。
実施館／ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ立川、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
Creative Direction：POOL inc.
CD：滝瀬玲子
AD：高橋千佳
D：伊東陽菜
C：森岡賢司
Pr：中島光葉
ウィンドウテーマ／Hello Euphoria. 新しい世界。新しい私たち。
実施館／ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ立川、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
Creative Direction：POOL inc.
CD：滝瀬玲子
AD：高橋千佳
D：伊東陽菜
C：森岡賢司
Pr：中島光葉