LIFESTYLE
きょうは本屋に寄って帰ろう/Vol.8(選者:小谷実由さん)
2024.01.31
本を愛するあの人が、ルミネのシーズンテーマを切り口におすすめの本を紹介するこの企画。今回は「Romantic Mood - 愛する世界を育む」をテーマに、モデルの小谷実由さんにセレクトしてもらいました。
憧れの街や、愛してやまない収集品。ロマンあふれる偏愛ワールドに浸る時間は、唯一無二のときめきを与えてくれます。
憧れの街や、愛してやまない収集品。ロマンあふれる偏愛ワールドに浸る時間は、唯一無二のときめきを与えてくれます。
『パリ行ったことないの』著:山内マリコ(CCCメディアハウス)
「パリは多くの人が憧れを抱く場所。歩いている人々にはゆったりとした余裕が見えて、たとえ何も起こっていなくても、流れている空気がすでになんだか洒落ている。こんな場所にいたらきっと夢のような出会いが私にだって舞い降りてくるんじゃないか…私もパリには行ったことはない。でも、パリという2文字を聞いただけでこんな妄想が軽やかにできてしまう。
ここに出てくる人物たちはみんなパリに行きたい。ずっと行きたい人もいるし、さっき急に思い立って行きたいと思った人も、もう随分行ってないなぁなんて思いを馳せる人もいて、みんなの行きたい度は様々だ。この本で繰り広げられるパリに旅立つ前夜のような心を高鳴らせるドラマが、あなたの中にあるパリへの思いを育てるかも知れない。誰かの人生を見て新しく行きたい場所が見つかるってロマンチックだ」
ここに出てくる人物たちはみんなパリに行きたい。ずっと行きたい人もいるし、さっき急に思い立って行きたいと思った人も、もう随分行ってないなぁなんて思いを馳せる人もいて、みんなの行きたい度は様々だ。この本で繰り広げられるパリに旅立つ前夜のような心を高鳴らせるドラマが、あなたの中にあるパリへの思いを育てるかも知れない。誰かの人生を見て新しく行きたい場所が見つかるってロマンチックだ」
『物物』集:猪熊弦一郎、撮:ホンマタカシ、選:岡尾美代子(BOOK PEAK)
「自分が集めていたものが、自分よりも長くこの世界に残ることを、それらを愛でている瞬間、果たして彼は考えていただろうか。画家・猪熊弦一郎は自分が好むものを暮らしや仕事の糧として身近に置いていた。彼がこの世から旅立った今、丸亀市にある美術館にそれらは大切に飾られている。
珍しいアンティークなものも、生活雑貨も彼にとっては同等に価値のあるもので、それらに新たな一面を見出すように素晴らしき審美眼を持つ写真家・ホンマタカシとスタイリスト・岡尾美代子の二人がこのコレクションを言葉や写真、対話で愛でながらまだ見ぬ誰かへとその魅力を繋いでいく」
小谷実由
ファッション誌やカタログ・広告を中心に、モデル業や執筆業で活躍。一方で、さまざまな作家やクリエイターたちとの企画にも取り組む。猫と純喫茶をこよなく愛する。愛称はおみゆ。2022年7月に初めての著書であるエッセイ集『隙間時間』(ループ舎)を刊行した。J-WAVE original podcast「おみゆの好き蒐集倶楽部」のナビゲーターを務める。
https://www.instagram.com/omiyuno/
※該当書籍の取り扱いは各店舗へお問い合わせください
===================
■あわせて読みたい
>> きょうは本屋に寄って帰ろう/Vol.7(選者:山口博之さん)
■こちらもおすすめ
>> 薬膳は身近な食材でも実践できる/余慶尚美さんインタビュー 前編
珍しいアンティークなものも、生活雑貨も彼にとっては同等に価値のあるもので、それらに新たな一面を見出すように素晴らしき審美眼を持つ写真家・ホンマタカシとスタイリスト・岡尾美代子の二人がこのコレクションを言葉や写真、対話で愛でながらまだ見ぬ誰かへとその魅力を繋いでいく」
小谷実由
ファッション誌やカタログ・広告を中心に、モデル業や執筆業で活躍。一方で、さまざまな作家やクリエイターたちとの企画にも取り組む。猫と純喫茶をこよなく愛する。愛称はおみゆ。2022年7月に初めての著書であるエッセイ集『隙間時間』(ループ舎)を刊行した。J-WAVE original podcast「おみゆの好き蒐集倶楽部」のナビゲーターを務める。
https://www.instagram.com/omiyuno/
※該当書籍の取り扱いは各店舗へお問い合わせください
===================
■あわせて読みたい
>> きょうは本屋に寄って帰ろう/Vol.7(選者:山口博之さん)
■こちらもおすすめ
>> 薬膳は身近な食材でも実践できる/余慶尚美さんインタビュー 前編