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新しい自分を探る、ニュウマン流のメディテーション

2024.02.22

2024年。改めて自分自身と向き合いまだ見ぬ自分を探る、ニュウマンのシーズンビジュアルができました。どう変わっていくかわからない世界の中で、たったひとりしかいない自分の声を聞きながら、内に眠る無限の可能性を見つけていきたい。今回のビジュアルは、その第一歩となりそうです。昨年に続いて制作を担当した、SIMONEのクリエイティブディレクター・渡辺琢磨さんに、コンセプトやビジュアルに込めた想いを聞きました。

インスピレーションを得て想像する「こうありたい」新しい自分

「ニュウ、○○○○○」というキャッチコピーを掲げ、既存のネガティブな概念をポジティブに再定義した2023年のシーズンビジュアル。今年はよりインスピレーションの源となるようなシリーズを展開予定です。年間を通したシーズンビジュアルのコンセプトについて、渡辺さんはこう話しました。

「2024年は、新しい時代を生きる女性に自由な可能性を示すという、ニュウマンらしさをあらためて打ち出しています。周りの状況や他人と接しながら、多面的な自分を持つ。ただし、最後にどうするかを決めるのは“たったひとりの自分”です。その本質に迫るために、どういう自分でありたいかを大事にするというベースが重要です。大人であり、すでに自分の軸を持っているニュウマンのお客さまに、年間を通して余白を持たせてある意味極端なクリエイティブやメッセージを投げかけ、『わたしならどうする?』『どうなりたい?』と想像力を掻き立てられるようなものにしたいと考えています」

現実に囚われない世界で、まだ見ぬ自分を妄想する

幻想的な世界の中心で力強く前を見据える菊地凛子さんは、「自分だけがいる最高にクールな星の女王」です。そんなファンタジックな世界観でありながら、菊地さんの等身大の女性としての存在感も感じさせたい。そのバランスは、渡辺さんが特に意識したところでもありました。

「舞台の設定は『新しく見つけた星』ですが、なんとなくみなさんが思い描く“惑星っぽい”イメージにし、菊地さんの衣装もリアルなファッションを意識しています。共感性を伴うことも大事にしているので、飛躍した設定とリアリティを丁寧に織り交ぜました。見た方がインスピレーションを得て、こんなふうに自由に想像していいんだ、と思ってもらえれば」と渡辺さん。

誰もいない惑星で、なににも縛られない自由を手に入れたひとりの女性。色々なものを取り払い、自分自身に向き合ってみたら、どんな自分が見えるだろう。なにができるだろう。現実とかけ離れた世界だからこそ、想像を自由に羽ばたかせることができるはず。これこそが、2024年の「ニュウマン流のメディテーション(新しい自分妄想)」。春夏の大きなテーマである「The Time is Now – “今”を生きる」を解釈して生まれた、新しい自分を見つけるための入口です。

今と違う自分も「自分」。まずは見つけてあげたい

2022年秋のシーズンビジュアルからともにクリエイティブに取り組んできた、渡辺さんをはじめとする制作チームと菊地さんのタッグ。息の合った撮影現場は、昨年と変わらずとてもいい雰囲気だったそうです。

「今回もとても建設的に物事が進められたと思います。1年半くらい凛子さんとの制作を続けてきて、“菊地凛子さん”というキャストへの理解度や、テーマに合わせてその魅力をどう引き出していくかなど、制作チームの熟練度が上がっていて勉強になりました」

惑星という未知の世界での菊地さんの佇まいについても、「俳優としての演技力が際立っていた」と渡辺さん。このリアルな存在感こそが、見る人それぞれの“新しい自分”へのイマジネーションのトリガーとなりそうです。ムービーでは自分しかいない惑星に辿り着いた緊張感や、見たことのない自分の扉を開ける高揚感、そして新しい湧き上がってくる自信や勇気を、その表情や心臓の音、そして静かな強さを感じるナレーションからも受け取ることができます。
シリーズを通して使われる「This is my “b”side.」というコピー。2024年はシーズンごとに違う自分を見つけ出し、表現する菊地さんの姿を見ることができそうです。今とは違う自分を見つけるための、インスピレーションの源となるかもしれません。

「新しい自分は、実はすでに持っているけれど表に出ていない側面かもしれないし、自分の嫌いな一面かもしれません。今と違う自分に出会うのは勇気がいることかもしれないけれど、『それも自分』でいいと思います。シリーズの第1弾である今回のビジュアルでは、それまで隠し持っていたり、気づかないふりをしていた自分を発見し、認めてあげるきっかけとなれたらうれしいです」

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Creative Director:Takuma Watanabe(SIMONE INC.)
Art Director:Mayuko Ishida(SIMONE INC.)
Movie Planner:Masahiro Daimon(SIMONE INC.)
Movie Director:Ayano Kamiyama(SIMONE INC.)
Producer:Fumika Ochi(SIMONE INC.)
Production Manager:Haruka Tokoi(SIMONE INC.)

Actress:Rinko Kikuchi
Photographer/DOP:Mitsuo Okamoto
Cinematographer:Daisuke Abe(bird and insect)
Gaffer:Hirotsugu Hamada(bird and insect)
Stylist:Tomoko Kojima
Hair:Yusuke Morioka(eightpeace)
Make up:Asami Taguchi(home agency)
Set Designer:Yuichi Ishida(R.mond inc.)
Retouch:VITA INC.


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