Interview 1山下農園はいつから立川で
農業を営んでいるのでしょうか?
始まりは幕末の
新田開発です。
元々私の先祖は八王子に住んでいたのですが、江戸時代末期、新田開発(★)のために砂川の地へ入植。それから養蚕を経て、1950年代から東京うどやその他の野菜を育て始めたそうです。ちなみに東京うどは、低温度で光が入らない「うど室(むろ)」と呼ばれる場所で育てるのですが、この生産方法は、第二次世界大戦中に防空壕へ誰かがうどを持ち込んだことで、偶然生み出されたそうですよ。
★新田開発とは…江戸時代後期に行われた、原野・山林などを
新たな農耕地へと開発する事業のこと。