民芸とぼくの暮らし方
料理でも民芸の美しさを体感!
講義のあとは交流会がスタート。今回のケータリングのテーマはもちろん「民芸」。いったい、このテーマをどう料理で表現したのでしょうか?
前菜は、なんと“だるま落とし”をメージ。色とりどりのピクルスを重ね、上にはポテトサラダが。彩り野菜ピクルスのピンチョス、たしかにだるま落としっぽい!
こちらは、“手まり”ライスコロッケ。色のついたものは、5色のあられを使用しています。
メインは“赤べこ”ローストビーフ。赤べこは、直訳すると「赤いウシ」ということで、大胆にもそのまま赤い牛肉料理を!
デザートには、再び“だるま”が登場、こちらはフルーツタルト。いちごの周りにあるのは水滴……ではなくて、「キルシュ」というさくらんぼのお酒をゼリー状に固めたもの。いつもと違ったいちごの味が楽しめます。
日本のかわいい民芸品を模したフードは、ずらりと並ぶと壮観。その様子を写真に収める参加者の皆さん、多数。そのお味は……?
交流会では、参加者の皆さんと中原さんが熱心に語り合うシーンも見られました。中原さん、最後はこんなメッセージで今回のCLASS ROOMを締めくくってくれました。
僕はあまり東京にいないし、女性の前で話す機会もあまりないので、こういう会はすごく新鮮でした。うちの会社では、ずっと女性の作家さんを追いかけていますが、女性はものづくりをするときにその行為の中に美を見つけたりと、クラフトとの接し方が上手な人が特に多いと感じます。僕らがすごく難儀だと思うようなことも、楽しんでやっている。日本にはそういう人がいっぱい隠れているんだけれど、隠れすぎだなと思っているので、皆さんがもっとものづくりに関わって周りの面白い人を引っ張り上げてくれたら、もっともっと楽しくなると思っています。今日は、そういうことを感じてもらえたらいいなと思って来ました。本当にありがとうございました