2017.11.22
Report 2/3

物語にあふれる私の暮らし

ケータリング:カフェパーク

“宝石”を味わいつくそう!

前田さんが朗読してくれたのは“宝石”にまつわる寺山修司の詩。そして交流会でも、同じ詩からインスパイアされた料理が並びました。耳で詩を楽しんだあとは目と口でも詩を味わおうという、素敵な試みです。

こちらは魚、貝、海藻を使ったサラダ。「真珠」の詩の舞台となった海をイメージした一品です。

ちょこんと乗った枝豆がヒスイを思わせる、ホウレンソウと枝豆のキッシュ。中身もヒスイのような深緑色の仕上がりです。

メインのお肉料理は、鶏肉のロースト。「ざくろ石」の別名をもつ宝石のガーネットに見立てた真っ赤なソースは、旬のざくろと赤ワインでつくられたもの。

デザートは、ダイヤモンドのような透明なクラッシュゼリー。器のまわりに散りばめた、砕いた飴と一緒にいただきます。この“ふたつを合わせる”というアイデアは、「ダイヤモンド」の詩のイメージからきているんです。

料理を取り分けて、ドリンクとともにいただきます。さて、“宝石”はどんな味がするのでしょうか……?

トークイベントは久しぶりだという前田さんも交流会に参加し、会場のみなさんとおしゃべりを楽しむひとときを過ごしました。そして最後は、こんな言葉でごあいさつ。

普段いろいろやっているので、自分の活動がどういうふうに人に伝わっているのかが全然把握できていなかったんです。わかりにくい仕事をしているので(笑)。だから、今日こうやってみなさんのお話を聞けたこと、私のやっていることがみなさんの生活の中にちょっとでも入り込んでいることがわかって、とてもうれしかった。本当にありがとうございました!

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