本屋の楽しみ方
テーマは「野生の勘」
毎回、講師が掲げたテーマに沿って料理を振る舞う交流会。森岡さんは、感性や勘を磨いていくことに絡めて、「野生の勘」というテーマを設けました。ケータリングを担当するカフェパークから、食材を珍しい組み合わせで使用した、勘を頼りに具材を選んで食べる料理が振る舞われました。
1品目は、タコスです。包み込む具材選びに野生の勘を働かせました。白い器と透明な器からひとつずつ具材を掬い、タコスで包んで頬張ると、見た目の印象とは異なった味わいが広がります。例えば、写真の手前に並ぶ2つを選んだら、酸味が口中に広がって、爽やかな風味を感じられました。
2品目は、包み焼きです。大皿に盛り付けられた包み焼きには3種の具材が入っていて、どれを選ぶかで異なる料理を楽しめます。中身を知らないままかぶりつくと、どこか鱈のようなクリーミーな味わいがしました。カフェパークのスタッフさんに聞いてみたら、「それはベビーホタテのクリーム煮です!」と教えてくれました。
3品目は、パスタです。写真をよくよく見てもらえると気づきますが、どちらのパスタにも漬物が使用されています。写真手前のパスタにはしば漬けが。独特の塩っ気でソースの味を引き締めていて美味でした。奥のパスタには奈良漬けが加えられていて、パスタにスモークしたような風味を添えています。
そして、デザートにはパンナコッタが用意されました。こちらもタコスと同様につけるソースで味が変化。手前の黄色いソースから、「カボチャと紅茶」「バナナとアボカド」「ピーチとベリー」でした。
一人ひとりと親身になって交流していた森岡さんは、交流会の終わりの時間に、これから何かが始まるかのようなメッセージを残してくれました。
今日はあいにくの雨で、雷が鳴ってもいました。そんな日は、どこか野生の勘が呼び覚まされて、これから何か起こるんじゃないかという気がしてきます。だから今日のご縁を大切に、どなたかとお仕事や何かでご一緒して面白いことができたらなと思ってしまいます。今日はお越しくださって、本当にありがとうございました。