2018.3.24
Report 2/3

私とお米と佐渡島

ケータリング:山角や

お米だけじゃない!? 佐渡のおいしいを詰め込んだおむすび三種

講座の合間には、おむすびの試食タイムも。今回、おむすびを結んでくれたのは、出張専門のおむすび屋「山角や」さん。「びっくりするくらいおいしい」と主宰の水口拓也さんも絶賛する「相田家産スーパーコシヒカリ」。どんな具が用意されたのでしょうか。

こちらは相田家で仕込んだ味噌漬けとチーズが具になった一品。大葉の上からパリパリののりで巻いていただきます。

続いて、佐渡でとれたサザエの佃煮を混ぜ込んだ炊き込みご飯。うずら卵の漬けの上に添えられた木の芽がアクセント。

続いて、佐渡でとれた牡蠣の燻製のおむすび。上にバジルとレモンが添えられた、なんとも爽やかな一品です。

三種類の特別なおむすびを味わったあとは、相田さんに会場から寄せられた質問に答えてもらいました。「トキや動物たちが田んぼを荒らしたりしない?」との質問には、まったくないとの答え。

ドジョウやバッタといったおいしい食べ物がたくさんあるので、米を食べられる心配はありません。田んぼには200種類以上の生物がいるんですよ。トキが歩くときに新芽を踏むのを気にする人もいますが、私からしてみたら、そんなのどうってことない。それよりも怖いのは白鳥ですね。飛び立つときに助走をつけるのでちょっと厄介。中には私の身長くらいのやつもいて、追いかけられるとかなり怖いんです(笑)。

最後にCLASS ROOM定番の質問、「相田さんにとってのよい暮らし」に対する答えで、イベントは幕を閉じました。

よい暮らしについていろいろ考えましたが、やっぱり日々の当たり前を大切にすること。20年以上の付き合いがある福島の農家さんから、震災後、それまで当たり前にできていたことができなくなる苦しさについての話をたくさん聞きました。米づくり、味噌づくり、鬼太鼓といった昔から続いてきた当たり前のことを、次の世代に受け継ぎ、繰り返して積み重ねていく。それが、僕にとってのよい暮らしです。

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