LIFESTYLE
TABI LUMINE
聴いて食べて旅をして。ご縁を結ぶ「聴いて旅する幕の内 おととめし meets 出雲」
2021.11.18
旅先の音や声を聴きながら、現地ゆかりの味を楽しめる“体験型お弁当”の「おととめし」。その第2弾となる出雲編が、2021年10月29日(金)のルミネ有楽町での販売を皮切りに、ルミネ新宿、ルミネ大宮、ルミネ北千住でお目見え。そんな特別なお弁当を手がけた作り手たちの思いに触れ、その土地ならではの食材を味わいながら、出雲へ思いを馳せます。
いにしえより神様と生きる、美しい暮らしが根づく出雲
旅先の音や、そこに暮らす人の声といったオリジナルの音声コンテンツを聴きながら、その土地の食材を使った料理を楽しむ「おととめし」。最上編に続く第2弾の今回は、八百万(やおよろず)の神様が息づく地、出雲を旅します。前回同様、おととめしを担当したルミネの鈴木は、今回の旅先に出雲を選んだ理由をこう語ります。
「出雲のみなさんにお会いして真っ先に感じたのは、人と人のつながりを大切にされているということ。昔から神様のもとで暮らし、普段の食や生活を丁寧に慈しんでいるからこそ、人やものへの思いやりを自然とお持ちなんだなと感じました。身近なものこそ丁寧に、そして大切にするから、それが巡り巡ってご縁を授かることができる。そんな出雲の方々が生活で感じていらっしゃる暮らしの豊かさを、おととめしで体験していただけたらと考えました」
前回の最上編では雪国野菜を使った滋味深い料理を詰めましたが、今回は出雲の郷土料理をアレンジした見た目も華やかなお弁当に。おととめしを入り口にして、出雲に興味を抱いてほしいと鈴木は語ります。
「旅先でもそうですが、食はその土地を深く知るきっかけになるものです。おととめしもそう。音の物語に耳を傾けることで、その土地の食材をもっとおいしく召し上がっていただけるとともに、出雲の魅力にたくさん出会えると思います。おととめしでの体験を通じて出雲のことを好きになり、いつか実際に足を運んでいただけたらうれしいです」
「出雲のみなさんにお会いして真っ先に感じたのは、人と人のつながりを大切にされているということ。昔から神様のもとで暮らし、普段の食や生活を丁寧に慈しんでいるからこそ、人やものへの思いやりを自然とお持ちなんだなと感じました。身近なものこそ丁寧に、そして大切にするから、それが巡り巡ってご縁を授かることができる。そんな出雲の方々が生活で感じていらっしゃる暮らしの豊かさを、おととめしで体験していただけたらと考えました」
前回の最上編では雪国野菜を使った滋味深い料理を詰めましたが、今回は出雲の郷土料理をアレンジした見た目も華やかなお弁当に。おととめしを入り口にして、出雲に興味を抱いてほしいと鈴木は語ります。
「旅先でもそうですが、食はその土地を深く知るきっかけになるものです。おととめしもそう。音の物語に耳を傾けることで、その土地の食材をもっとおいしく召し上がっていただけるとともに、出雲の魅力にたくさん出会えると思います。おととめしでの体験を通じて出雲のことを好きになり、いつか実際に足を運んでいただけたらうれしいです」
「神々の雰囲気を味わってもらいたい」と、音声コンテンツの制作を担当した脚本家の北阪昌人さん。
土地の情景が浮かび、味覚に酔いしれる自分にしかできない旅
音声コンテンツをルミネと一緒に制作したのは、TOKYO FMとラジオドラマ脚本家の北阪昌人さん。地域の文化や暮らしの風景、出雲で暮らす人々が登場するおよそ20分の朗読ドラマになっています。「頭のなかで出雲の風景を思い描けるから、特別な旅体験ができる」と北阪さんは言います。
「音声コンテンツを作るうえで大切にしたのはふたつ。まずは土地の音です。稲穂が風に揺れる音、農家さんが田んぼを歩く音、宍道湖でしじみ漁を行うボートの音、神社の鈴の音といった出雲の生活に根づいた音は、臨場感満載で心地いいはずです。
もうひとつは、現地の人の声。生産者の方々が話す言葉には方言が交じり、よくわからなくてもどこか懐かしくてほっこりすると思います。耳で直接受け取る温かな声から、現地の人を身近に感じていただけたら。音と一緒に食を味わうことで現地の人とつながる特別な体験を楽しんでいただきたいです」
「音声コンテンツを作るうえで大切にしたのはふたつ。まずは土地の音です。稲穂が風に揺れる音、農家さんが田んぼを歩く音、宍道湖でしじみ漁を行うボートの音、神社の鈴の音といった出雲の生活に根づいた音は、臨場感満載で心地いいはずです。
もうひとつは、現地の人の声。生産者の方々が話す言葉には方言が交じり、よくわからなくてもどこか懐かしくてほっこりすると思います。耳で直接受け取る温かな声から、現地の人を身近に感じていただけたら。音と一緒に食を味わうことで現地の人とつながる特別な体験を楽しんでいただきたいです」
メニュー開発を手がけた料理研究家の三原寛子さん。
今回のおととめしのお品書きは、しじみと出西生姜の焼き鯖ごはん、干し穴子の薫製、いんげんの出西生姜炒め、津田かぶの古漬け、にんじんとビーツのマリネ。出雲地域の伝統食がふんだんに取り入れられたメニューを開発したのは、料理研究家の三原寛子さんです。実際に出雲の生産者のもとを巡り、そこで出会った食材を使いました。
「出雲地域は土地が豊かだから、そのままでいいんじゃないかというくらい、素晴らしい食材がたくさんあります。出雲の人がよく召し上がる鯖だったり、旬の魚を使って丁寧に作られる“美人干物”や香り高い出西生姜など、本当にどれもおいしいんです。料理家としてどうするべきかとても悩みましたね(苦笑)」
ひときわ目を引くのが、黄色鮮やかなしじみと出西生姜の焼き鯖ごはんです。
「焼き鯖を酢飯で和えたちらし寿司の一種“すもじ”という島根の郷土料理に出会って、これはおもしろいなと。新しいすもじを食べていただきたいと思ったので、しじみとスパイスを加えて現代風にアレンジしました。
現地で食されるしじみ、そして昔から保存食として愛されてきた鯖や干物など、食を通じて出雲の人たちの知恵が詰まった美しい暮らしぶりを体感していただけたら」
「出雲地域は土地が豊かだから、そのままでいいんじゃないかというくらい、素晴らしい食材がたくさんあります。出雲の人がよく召し上がる鯖だったり、旬の魚を使って丁寧に作られる“美人干物”や香り高い出西生姜など、本当にどれもおいしいんです。料理家としてどうするべきかとても悩みましたね(苦笑)」
ひときわ目を引くのが、黄色鮮やかなしじみと出西生姜の焼き鯖ごはんです。
「焼き鯖を酢飯で和えたちらし寿司の一種“すもじ”という島根の郷土料理に出会って、これはおもしろいなと。新しいすもじを食べていただきたいと思ったので、しじみとスパイスを加えて現代風にアレンジしました。
現地で食されるしじみ、そして昔から保存食として愛されてきた鯖や干物など、食を通じて出雲の人たちの知恵が詰まった美しい暮らしぶりを体感していただけたら」
おととめしのメニュー、干し穴子の薫製を生産している渡邊水産の岩田響子さん。
「ご縁がつながった」作り手の想い
おととめしになくてはならないのは、生産者のみなさんの存在です。干し穴子の薫製に使われた“美人干物”を作る渡邊水産の岩田響子さんもそのひとり。焼く前も焼いたあとも美しい美人干物のおいしさの秘訣は、「魚を見極める力」「魚の旨みを引き出す塩加減」「徹底した温度管理による適正な水分調整」の3つの技術力があるからこそ。
「魚にストレスをかけることなく作るので、魚特有の臭みもなく、ふっくらジューシーで香りのいい干物ができあがるんです。今回のおととめしで使っていただいた干し穴子の薫製は、島根県と一緒に考案した機械を使用し、やわらかく仕上がるソフト薫製という製法で作っています。漁場が近く鮮度のいい穴子を確保できるので、私たちの干し穴子はタレ味ではなく、あえて塩のみで味付けしています。スパイシーなごはんともよく合う干し穴子の薫製で、お弁当を“おいしく、楽しく、美しく”するお手伝いができたらと思っています」
岩田さんをはじめ、島根の生産者たちが丹精込めて作った素材が結集したおととめし。岩田さんはおととめしで叶う旅体験に感動したそうです。
「私たちの食材で作ったお弁当を、出雲の暮らしが思い浮かぶ音声と一緒に味わうと、本当に旅をしているような気分になれるんです。そのことに大変感激しました。私たち自身もまったく知らなかった方々に出会ったような気持ちになれて、こうした愛情のあるしかけがとても素敵だなと思います。
そもそも出雲は“呼ばれてくる場所”。自分が行きたいと思っても、ご縁がつながらないとなかなか辿り着けないとされている土地なんです。私は、おととめしを手にした方とはご縁が結ばれたと思っていて。お弁当を介してみなさんとつながれたのは、ここで暮らす私たちにとっても喜ばしいことです」
作り手と食べる人をつなぎ、両者のご縁を結ぶおととめし。簡単に旅に出られなくなった今でも、人と人の絆は途絶えません。これこそニューノーマルな新しい旅の形と言えそうです。
「魚にストレスをかけることなく作るので、魚特有の臭みもなく、ふっくらジューシーで香りのいい干物ができあがるんです。今回のおととめしで使っていただいた干し穴子の薫製は、島根県と一緒に考案した機械を使用し、やわらかく仕上がるソフト薫製という製法で作っています。漁場が近く鮮度のいい穴子を確保できるので、私たちの干し穴子はタレ味ではなく、あえて塩のみで味付けしています。スパイシーなごはんともよく合う干し穴子の薫製で、お弁当を“おいしく、楽しく、美しく”するお手伝いができたらと思っています」
岩田さんをはじめ、島根の生産者たちが丹精込めて作った素材が結集したおととめし。岩田さんはおととめしで叶う旅体験に感動したそうです。
「私たちの食材で作ったお弁当を、出雲の暮らしが思い浮かぶ音声と一緒に味わうと、本当に旅をしているような気分になれるんです。そのことに大変感激しました。私たち自身もまったく知らなかった方々に出会ったような気持ちになれて、こうした愛情のあるしかけがとても素敵だなと思います。
そもそも出雲は“呼ばれてくる場所”。自分が行きたいと思っても、ご縁がつながらないとなかなか辿り着けないとされている土地なんです。私は、おととめしを手にした方とはご縁が結ばれたと思っていて。お弁当を介してみなさんとつながれたのは、ここで暮らす私たちにとっても喜ばしいことです」
作り手と食べる人をつなぎ、両者のご縁を結ぶおととめし。簡単に旅に出られなくなった今でも、人と人の絆は途絶えません。これこそニューノーマルな新しい旅の形と言えそうです。
出雲の食材を自宅で手軽に味わえる料理キット「旅のつづきBOX」(3種)の販売も。
聴いて旅する幕の内 おととめし meets 出雲
価格
1,200円(税込)
販売場所・期間
ルミネ有楽町
販売期間/2021年10月29日(金)・30日(土)
営業時間/11:00~21:00
販売場所/ルミネパサージュ
ルミネ新宿
販売期間/2021年11月1日(月)~7日(日)
営業時間/11:00~21:00
販売場所/LUMINE1 B2 催事スペース
ルミネ大宮
販売期間/2021年11月12日(金)~21日(日)
営業時間/11:00~21:00 ※日・祝11:00~20:00
販売場所/LUMINE2 4F ユニクロ前
ルミネ北千住
販売期間/2021年11月24日(水)~30日(火)
営業時間/10:00~20:30
販売場所/1F いちびこ横
※各館の営業時間は変更になる場合がございます。
>> 「聴いて旅する幕の内 おととめし meets 出雲」特設サイトはこちら
価格
1,200円(税込)
販売場所・期間
ルミネ有楽町
販売期間/2021年10月29日(金)・30日(土)
営業時間/11:00~21:00
販売場所/ルミネパサージュ
ルミネ新宿
販売期間/2021年11月1日(月)~7日(日)
営業時間/11:00~21:00
販売場所/LUMINE1 B2 催事スペース
ルミネ大宮
販売期間/2021年11月12日(金)~21日(日)
営業時間/11:00~21:00 ※日・祝11:00~20:00
販売場所/LUMINE2 4F ユニクロ前
ルミネ北千住
販売期間/2021年11月24日(水)~30日(火)
営業時間/10:00~20:30
販売場所/1F いちびこ横
※各館の営業時間は変更になる場合がございます。
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