FASHION
WINDOW DISPLAY
想像が膨らみ、新しい世界と繋がる秋のシーズンディスプレイ
2022.08.26
ルミネの8月18日(木)〜のシーズンディスプレイは、「Academic Joy(わたしを高める、充実した時間)」がテーマ。たくさんのものや情報に溢れた暮らしの中で、なりたい自分になるために、いくつになっても好奇心と学ぶ気持ちを忘れずにいたいもの。自分の好きなことや趣味を追求してみたり、時にはいつもと違う扉を開けて、新たな出会いを楽しんでみてもいいかもしれません。
現在ルミネ各店では、ファンタジックで想像力が湧き上がるようなシーズンディスプレイを、10月5日(水)まで見ることができます。
今回のシーズンディスプレイのアートディレクションを担当されたyanaのおふたりに、制作に込めた想いや、インスピレーションの源について聞きました。
現在ルミネ各店では、ファンタジックで想像力が湧き上がるようなシーズンディスプレイを、10月5日(水)まで見ることができます。
今回のシーズンディスプレイのアートディレクションを担当されたyanaのおふたりに、制作に込めた想いや、インスピレーションの源について聞きました。
ボーダーレスな学びから生まれる創造
yanaは、アートディレクター、そしてグラフィックデザイナーとして活躍する鳴尾仁希さんと、建築家というバックグラウンドを持ち空間演出やセットデザインなどを手がける山家章宏さんのふたりのユニット。2020年にもルミネの春のウィンドウを彩ったおふたりは、今回のテーマである「Academic Joy(わたしを高める、充実した時間)」をどう解釈したのでしょうか。
「アカデミックといっても難しく捉えず、固定概念にとらわれずに、自分の殻を破って想像が広がるような、世界観を表現したいと思いました。新しい世界に出会ったときのワクワク感は、職業柄、自分たちにも通じるものがあり、興味深いテーマでした」と鳴尾さん。
おふたりのものづくりは、専門性は違っていても、クリエイティブパートナーとしての根幹的な感覚の共有がベースにあるようです。「人とコミュニケーションをとること自体に好奇心を掻き立てられる」という鳴尾さんと、「自分の専門である建築の本よりも、ビジュアルからインスピレーションを受ける写真集をよく手に取る」という山家さん。普段から公私を問わず、ボーダーレスにさまざまなジャンルの人と交流しているおふたりの日常は、今回のテーマである「Academic Joy」を体現しているかのように、それぞれに自分の外の世界から得られる出会いや学びを大切にしている印象がうかがえました。
「アカデミックといっても難しく捉えず、固定概念にとらわれずに、自分の殻を破って想像が広がるような、世界観を表現したいと思いました。新しい世界に出会ったときのワクワク感は、職業柄、自分たちにも通じるものがあり、興味深いテーマでした」と鳴尾さん。
おふたりのものづくりは、専門性は違っていても、クリエイティブパートナーとしての根幹的な感覚の共有がベースにあるようです。「人とコミュニケーションをとること自体に好奇心を掻き立てられる」という鳴尾さんと、「自分の専門である建築の本よりも、ビジュアルからインスピレーションを受ける写真集をよく手に取る」という山家さん。普段から公私を問わず、ボーダーレスにさまざまなジャンルの人と交流しているおふたりの日常は、今回のテーマである「Academic Joy」を体現しているかのように、それぞれに自分の外の世界から得られる出会いや学びを大切にしている印象がうかがえました。
イマジネーションを刺激する、リアルだけれどファンタジックな世界観
一見距離がありそうな、ファッションビルと“Academic”を結ぶ象徴的な空間として、今回のウィンドウに現れた架空のサロン。この1、2年で大きく変化した、リアルな場の持つ意味と、そこから広がっていく世界が表現されています。
「私自身もそうですが、誰かとお互いの知識を交換し合って出てくるアイデアは、すごく熱量が高くてパワーを持っていると思います。自分だけの世界観にとらわれずに、人とのコミュニケーションから想像を広げていける場所ということで、“好奇心に誘われて人が集うサロン”というアイデアにたどり着きました」と鳴尾さん。
今回のシーズンディスプレイのように、実際には存在しない想像上の世界を、現実のモノにつくりあげていくという作業は、おふたりにとって刺激的でやりがいのある仕事だといいます。ウィンドウ全体を包む、ちょっとレトロでモダンな雰囲気、そしてその奥に広がる開放感のある風景について、山家さんに聞きました。
「古き良きものから学ぶ、という意味合いもありますが、ただ古いものを大事にするのではなく、今の時代にフィットする取り入れ方やデザインを意識しています。サロンの向こうに見えるのは、湖や、さらに奥に森が広がる風景です。サロンを訪れた人の想像力で、現実を飛び越えて世界がどこまでも広がっていくようなイメージをつくり出したいと思っていました」
「私自身もそうですが、誰かとお互いの知識を交換し合って出てくるアイデアは、すごく熱量が高くてパワーを持っていると思います。自分だけの世界観にとらわれずに、人とのコミュニケーションから想像を広げていける場所ということで、“好奇心に誘われて人が集うサロン”というアイデアにたどり着きました」と鳴尾さん。
今回のシーズンディスプレイのように、実際には存在しない想像上の世界を、現実のモノにつくりあげていくという作業は、おふたりにとって刺激的でやりがいのある仕事だといいます。ウィンドウ全体を包む、ちょっとレトロでモダンな雰囲気、そしてその奥に広がる開放感のある風景について、山家さんに聞きました。
「古き良きものから学ぶ、という意味合いもありますが、ただ古いものを大事にするのではなく、今の時代にフィットする取り入れ方やデザインを意識しています。サロンの向こうに見えるのは、湖や、さらに奥に森が広がる風景です。サロンを訪れた人の想像力で、現実を飛び越えて世界がどこまでも広がっていくようなイメージをつくり出したいと思っていました」
サロンの奥に広がる風景は、きれいな湖と豊かな緑、青い空が広がるロケ地を訪れ撮影。
好奇心や学びから、創造を育む循環の始まりとしてのサロン
さらにこの架空のサロンには、「足元から植物の芽が出てにょきにょきと育ち、少しずつ増殖してインテリアの中にも広がり、そこに蝶や鹿などの動物が集まってくる」というストーリーもあります。好奇心や学びから得た知を、種をまくようにサロンで育み、そこに新たな生態系が生まれていくような、鳴尾さんと山家さんがつくり出した世界観。ワクワクするような新しい世界との出会いに期待が膨らむシーズンディスプレイとなりました。
そんなストーリーのある空間の楽しみ方のヒントを、最後に山家さんが教えてくれました。
「ルミネ新宿の大きな交差点から見えるディスプレイには、カーテンの奥に広い空が見えるビジュアルを設えました。新宿の街中から館内を見ているはずなのに、その奥に気持ち良さそうな空が広がっているという、内と外の逆転現象になっています。それまでの固定概念からちょっと解放されて、自由に想像を膨らませてもらえれば嬉しいです」
この架空のサロンのように、ショップでもスタッフとコミュニケーションをとったりして、今までの自分にはなかった価値観に刺激を受けたファッションを楽しんでみたり、新しい自分を見つけたりと、好奇心に身を委ねて世界を広げてみませんか。
そんなストーリーのある空間の楽しみ方のヒントを、最後に山家さんが教えてくれました。
「ルミネ新宿の大きな交差点から見えるディスプレイには、カーテンの奥に広い空が見えるビジュアルを設えました。新宿の街中から館内を見ているはずなのに、その奥に気持ち良さそうな空が広がっているという、内と外の逆転現象になっています。それまでの固定概念からちょっと解放されて、自由に想像を膨らませてもらえれば嬉しいです」
この架空のサロンのように、ショップでもスタッフとコミュニケーションをとったりして、今までの自分にはなかった価値観に刺激を受けたファッションを楽しんでみたり、新しい自分を見つけたりと、好奇心に身を委ねて世界を広げてみませんか。
植物や動物の生命は、好奇心による学びや創造の象徴です。ここにも、テーマである「Academic Joy」への想いが込められていました。
期間/2022年8月18日(木)~10月5日(水)予定
ウィンドウテーマ/Academic Joy(わたしを高める、充実した時間)
実施館/ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
ART DIRECTION:yana
SPACE DESIGN:AKIHIRO YAMAYA(yana)
GRAPHIC DESIGN:HITOKI NARUO(yana)
<STILL STAFF>
PHOTO:TERUO HORIKOSHI (TRON)
FLOWER:edenworks
STYLING:AYUMI HAMAMOTO
PHOTO RETOUCH:SHINJI SATO
ART DIRECTION:yana
ウィンドウテーマ/Academic Joy(わたしを高める、充実した時間)
実施館/ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
ART DIRECTION:yana
SPACE DESIGN:AKIHIRO YAMAYA(yana)
GRAPHIC DESIGN:HITOKI NARUO(yana)
<STILL STAFF>
PHOTO:TERUO HORIKOSHI (TRON)
FLOWER:edenworks
STYLING:AYUMI HAMAMOTO
PHOTO RETOUCH:SHINJI SATO
ART DIRECTION:yana