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LUMINE AGRI PROJECT

約200銘柄が集合。「やまなしワイン×LUMINE AGRI MARCHE 2023」

2023.12.05

山梨県は日本ワインの発祥の地であり、ワイナリーの数と日本ワインの生産量は日本一。明治初期創業の老舗から令和に新設された醸造所まで、約95のワイナリーが集まっています。

2021年から毎年、新宿東口駅前広場で開かれている「やまなしワイン×LUMINE AGRI MARCHE 2023」は、そのなかから約70ワイナリーが集うやまなしワインの一大イベントです。
3回目となる今回は“山梨ヌーボー”の解禁にあわせ、2023年11月3日(金・祝)〜6日(月)の4日間にわたり開催。今年解禁になったばかりの新酒ワインと、各ワイナリーが厳選したワイン、計200銘柄がずらりと並びました。

試飲コーナーでお気に入りの1本に出会う

「甲州」や「マスカット・ベーリーA」など、山梨県産のぶどうを使って造られているやまなしワイン。高品質ながら比較的手に取りやすい価格のボトルも多いのが特徴で、1000〜2000円台から気軽に楽しむことができます。

「やまなしワイン×LUMINE AGRI MARCHE 2023」の魅力のひとつは、ワインの初心者でも気軽にやまなしワインのおいしさや楽しさに触れられることです。
会場には、全銘柄が並ぶ販売ブースに隣接して、約200銘柄のうち最大150銘柄を試せる有料試飲コーナーも。2000円、3000円、3500円(税抜)の3つのコースが用意され、やまなしワインに精通した専門家やソムリエが好みに合わせておすすめしてくれたり、生産者からワインについて直接話が聞けたりと、はじめてやまなしワインを選ぶ方にもうれしい工夫がされていました。

アーティスト・黒田潔さんとコラボしたアートラベルワイン

本イベントと同時期に開催されたルミネのアートフェア「LUMINE ART FAIR –My 1_st Collection Vol.2–」”とのコラボレーション企画として、アーティスト・黒田潔さんがデザインしたアートラベルワイン「Echoes of the Forest/森の響き」が数量限定で販売されました。

ラベルをまとったのは、山梨県甲州市のワイナリー「シャトージュン」のワイン。黒田さんは、ワインが持つストーリーや実際の味わいから着想を得て、イメージをふくらませていったのだそうです。

「ワインの爽やかで芳醇な香りからインスピレーションを受けて、葡萄の豊かな香りと木々の生命力に引き寄せられてあつまる動物たちを描きました」と黒田さん。アート好きな方はもちろん、ギフト用に購入する方や、かわいらしいデザインにひと目ぼれして“ジャケ買い”する方も多く見られました。

黒田潔さんによるアートラベルワイン。白:シャトージュン甲州樽熟成2021、赤:マスカット・ベーリーA樽熟成2021 各5000円(税抜)。

食からアパレルまで、ワインとの新しいペアリングを提案

さらに会場には、「わたしらしいワインのたのしみかた」をテーマに、“ワインと一緒に楽しみたい素敵なモノ”を提案するいろいろなジャンルのショップが日替わりで登場しました。

燻製や欧州野菜など、ワインとの新しいペアリングを楽しめる食のほか、ルミネらしいライフスタイルにまつわるものも。たとえば、フラワーショップ「Urara flowers」の花や、食器ブランド「POTPURRI/ポトペリー」の器はワインのある食卓を彩るのにぴったり。アパレルブランド「LOVE by MarchAprilMay」のコットンや麻の洋服は、ワインと同じように自然素材から生まれたアイテムです。

ホットドッグやワンハンドピザなどのキッチンカーも登場し、マルシェブースは多くの来場者たちでにぎわっていました。

フラワーショップ「Urara flowers」では、飲み終わったワインの瓶を花器として使う提案も。

ワイン初心者からワインラバーまで、4日間で約9000名(推定値)が来場した「やまなしワイン×LUMINE AGRI MARCHE 2023」。ラベルのデザインで選んだり、お花と一緒に買ってみたりと、奥深いやまなしワインの世界への“入口”になるようなきっかけがたくさん生まれました。

このイベントを通してやまなしワインと出会い、次は山梨に足を運んでワイナリー巡りをしてみる、というさらなる楽しみ方もできそうです。
山梨まで、電車で最短約1時間半。新宿駅を舞台に年々アップデートを重ねている本イベントが、秋の風物詩になるかもしれません。



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