FASHION
WINDOW DISPLAY
夢と現実が交わる幻想的なシーズンディスプレイ
2024.05.20
2024年5月7日（火）〜6月12日（水）までルミネ各館を彩るシーズンディスプレイは、「Twilight Chill 夏の夜の夢」がテーマです。
ここ数年で夏の夜のアクティビティは、現実にもバーチャルにも広がりを見せています。ちょっと解放的でアクティブな気分になれる夏の夕暮れ。いつもとは違う、なにか特別なことが起きそうな夏の夜。ドリーミーで幻想的な世界観が広がるウィンドウディスプレイが、夏への期待を高めます。
ここ数年で夏の夜のアクティビティは、現実にもバーチャルにも広がりを見せています。ちょっと解放的でアクティブな気分になれる夏の夕暮れ。いつもとは違う、なにか特別なことが起きそうな夏の夜。ドリーミーで幻想的な世界観が広がるウィンドウディスプレイが、夏への期待を高めます。
それぞれが持つ記憶のなかの“夏の匂い”
ディスプレイを手がけたのは、アートディレクターでありグラフィックデザイナーの阪本あかりさん。クリエイティブディレクションを手がけたRCKT/ロケットカンパニーとともに、惹き込まれそうになる幻想的なウィンドウをつくり上げました。阪本さんがイメージした夏の夜や、今回のディスプレイに込めた想いを聞きました。
まず「Twilight Chill 夏の夜の夢」というテーマについて、阪本さんは過去の記憶を思い起こしながら解釈を深めていったといいます。
「花火をしたり、海に行ったりした夏の思い出と、そのときの温度や湿度、太陽が沈みかかっている空の色など、記憶のなかに残っている“夏の匂い”をビジュアルに起こしたいという想いがありました。私自身の具体的な体験というよりも、みんなの中にある普遍的な夏の記憶のような、ちょっと曖昧なものを視覚化できたらいいなと思ったんです」
夏を思わせる具体的なモチーフではなく、抽象的なフォルムと色彩で表現された“夏の匂い”をまとったディスプレイ。それは日常と非日常、リアルとバーチャル、夢と現実など、異なる世界の境界をも曖昧にするような、夏の夜への入口です。
まず「Twilight Chill 夏の夜の夢」というテーマについて、阪本さんは過去の記憶を思い起こしながら解釈を深めていったといいます。
「花火をしたり、海に行ったりした夏の思い出と、そのときの温度や湿度、太陽が沈みかかっている空の色など、記憶のなかに残っている“夏の匂い”をビジュアルに起こしたいという想いがありました。私自身の具体的な体験というよりも、みんなの中にある普遍的な夏の記憶のような、ちょっと曖昧なものを視覚化できたらいいなと思ったんです」
夏を思わせる具体的なモチーフではなく、抽象的なフォルムと色彩で表現された“夏の匂い”をまとったディスプレイ。それは日常と非日常、リアルとバーチャル、夢と現実など、異なる世界の境界をも曖昧にするような、夏の夜への入口です。
コントラストを生み出す色彩と素材
これまでさまざまなクリエイターが、その時々の社会やシーズンに合わせたルミネのメッセージを表現してきたシーズンディスプレイ。今回初めてルミネのウィンドウを手がけた阪本さんは、“ルミネらしさ”をあえて意識しすぎないようにしたそうです。
「これまでのウィンドウのデザインもたくさん見せていただきましたが、毎回方向性が違い、同じようなものがないんです。シーズンごとにトレンドを提案してきたルミネさんだからこその懐の深さを感じました。同時に、目新しいものを受け入れてくださる印象もあったので、私もまずは素直に自分の解釈を提案してみようと、自由にアイデアを出すことができました」
「2次元と3次元の間を意識した」という浮遊感のあるディスプレイ空間は、その世界を構成する要素が複数の素材で表現され、手前から奥へと世界の広がりを見せています。施工の工程では透過率の異なるアクリルを複数用意して見え方を試すなど、試行錯誤しながらウィンドウをつくり上げていきました。
「バーチャルとフィジカルの境界をイメージして、形状や色味は何度も調整を重ねました」と阪本さん。「今回のウィンドウには、原色系のイメージがあるエスニック風のファッションアイテムがディスプレイされることが決まっていたので、それとは異なる雰囲気のピンクや水色などの色彩もあえて使用しています。そうすることで、服やファッションアイテムとのコントラストをつけ、ウィンドウに入る服がいちばんきれいに見えるようにしたかったんです」と続けました。
「これまでのウィンドウのデザインもたくさん見せていただきましたが、毎回方向性が違い、同じようなものがないんです。シーズンごとにトレンドを提案してきたルミネさんだからこその懐の深さを感じました。同時に、目新しいものを受け入れてくださる印象もあったので、私もまずは素直に自分の解釈を提案してみようと、自由にアイデアを出すことができました」
「2次元と3次元の間を意識した」という浮遊感のあるディスプレイ空間は、その世界を構成する要素が複数の素材で表現され、手前から奥へと世界の広がりを見せています。施工の工程では透過率の異なるアクリルを複数用意して見え方を試すなど、試行錯誤しながらウィンドウをつくり上げていきました。
「バーチャルとフィジカルの境界をイメージして、形状や色味は何度も調整を重ねました」と阪本さん。「今回のウィンドウには、原色系のイメージがあるエスニック風のファッションアイテムがディスプレイされることが決まっていたので、それとは異なる雰囲気のピンクや水色などの色彩もあえて使用しています。そうすることで、服やファッションアイテムとのコントラストをつけ、ウィンドウに入る服がいちばんきれいに見えるようにしたかったんです」と続けました。
実は学生時代に、ルミネの館内ポスターの張り替えのアルバイトをしたこともあるという阪本さん。今回のウィンドウディスプレイ制作では、当時関わりのあった施工業者と、アートディレクターとしてあらためて一緒に仕事をすることになり、円滑なコミュニケーションのなかで制作が進んでいったそうです。
「素材や色味などこちらの意図を汲んでご提案してくださり、密にやりとりしながら制作をすることができました。このウィンドウを見た人が、心地よい夏の夜に出かけたくなるような、新しい服を見つけるきっかけになればうれしいです」と阪本さん。明るさやポジティブな雰囲気を感じる阪本さんの作風で、抽象的でありながら夏らしさや楽しげな印象のあるディスプレイに仕上がりました。ぜひ、ファッションのスタイリングも含めて楽しんでください。
ちょっと日常から離れ、いつもと違う世界に飛び込んでいけそうなシーズンディスプレイ。
今年の夏は、ワクワクがたくさん詰まったかけがえのない思い出や、花火のような儚い夏の夜の夢にも出会えるかもしれません。
「素材や色味などこちらの意図を汲んでご提案してくださり、密にやりとりしながら制作をすることができました。このウィンドウを見た人が、心地よい夏の夜に出かけたくなるような、新しい服を見つけるきっかけになればうれしいです」と阪本さん。明るさやポジティブな雰囲気を感じる阪本さんの作風で、抽象的でありながら夏らしさや楽しげな印象のあるディスプレイに仕上がりました。ぜひ、ファッションのスタイリングも含めて楽しんでください。
ちょっと日常から離れ、いつもと違う世界に飛び込んでいけそうなシーズンディスプレイ。
今年の夏は、ワクワクがたくさん詰まったかけがえのない思い出や、花火のような儚い夏の夜の夢にも出会えるかもしれません。
期間／2024年5月7日（火）〜6月12日（水）予定
ウィンドウテーマ／Twilight Chill 夏の夜の夢
実施館／ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ立川、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
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Art Direction & Design: 阪本あかり @akkpink
Creative Direction: RCKT/Rocket Company* @rckt_rocketcompany
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＞＞ 爽やかな夏のアウトドアを感じさせるシーズンディスプレイ
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実施館／ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ立川、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
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Art Direction & Design: 阪本あかり @akkpink
Creative Direction: RCKT/Rocket Company* @rckt_rocketcompany
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