FASHION
WINDOW DISPALY
文化服装学院アパレル技術科バーチャルファッションコース×edenworks×装苑 photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.)
100年先も植物が人間と共存していける未来を考えながら
2024.10.16
本記事は2024年10月4日に『装苑ONLINE』に掲載された記事を再編集しています。
装苑プロデュースのもと、edenworksの代表、篠崎恵美さんと文化服装学院の学生による特別タッグで制作したウィンドウディスプレイがルミネ10館で展開されている。
本記事では篠崎さんと今回参加した4名の学生の、ウィンドウディスプレイやサステナブルに込める想いをお伝えする。
「ディスプレイテーマのNeo Naturalistに込められたメッセージは、私自身も日常的に意識していることです。現在、世界で課題とされている環境問題は、植物やファッションもそれぞれに大きく影響するツールで、植物に関わる仕事をする私たちはほんの少しでもその意識を持ち、発信することで未来は大きく変わると信じ、ディスプレイにもそんなメッセージを込めています。
ルミネのウィンドウのクリエイションは過去にも制作させてもらったことがありますが、今回のキーは、デザインを学ぶ若い世代とコラボレーションするところにありました。その醍醐味は予定調和だけで考えることなく、自由で大胆な発想がミックスされること。それは私にとっても初めてのことでした。そのため、具体的な制作はみなさんが提案してくれたデザイン案を見てから詰めていきました。グラフィックの素材となる植物の画像においても、花そのものを撮るのではなく、花びら一枚や葉、おしべなど部分的にフォーカスし、一見、どの部分かもわからないような画像をたくさん準備しています。それは、初見の衝動や感覚でデザインを考案してもらえる興味深さがあったからです」
装苑プロデュースのもと、edenworksの代表、篠崎恵美さんと文化服装学院の学生による特別タッグで制作したウィンドウディスプレイがルミネ10館で展開されている。
本記事では篠崎さんと今回参加した4名の学生の、ウィンドウディスプレイやサステナブルに込める想いをお伝えする。
「ディスプレイテーマのNeo Naturalistに込められたメッセージは、私自身も日常的に意識していることです。現在、世界で課題とされている環境問題は、植物やファッションもそれぞれに大きく影響するツールで、植物に関わる仕事をする私たちはほんの少しでもその意識を持ち、発信することで未来は大きく変わると信じ、ディスプレイにもそんなメッセージを込めています。
ルミネのウィンドウのクリエイションは過去にも制作させてもらったことがありますが、今回のキーは、デザインを学ぶ若い世代とコラボレーションするところにありました。その醍醐味は予定調和だけで考えることなく、自由で大胆な発想がミックスされること。それは私にとっても初めてのことでした。そのため、具体的な制作はみなさんが提案してくれたデザイン案を見てから詰めていきました。グラフィックの素材となる植物の画像においても、花そのものを撮るのではなく、花びら一枚や葉、おしべなど部分的にフォーカスし、一見、どの部分かもわからないような画像をたくさん準備しています。それは、初見の衝動や感覚でデザインを考案してもらえる興味深さがあったからです」
左から別府未羽さん、竹下愛萌さん、馬場美里さん、嶋岡子倭さん
ウィンドウ制作を通して学んだこと、そして伝えたいこと
別府「普段は3DCGをメインに学んでいるから、平面のクリエイションに対して、最初の方は結構悩んじゃった!影がない……みたいな(笑)」
馬場「わかる!植物オンリーで、色味もグリーンベースだったよね。サイズやパターン化することも含めて、一定の条件のなかで制作するというデザインの考え方を経験できた」
竹下「私、コラージュ制作自体が初めてで、すべてが挑戦だった! Neoっていうワードから連想ゲームのように考えて、未来に繋げることを鎖のように表現したりして」
嶋岡「私は今回のテーマに加えて、見逃せないインパクトを生み出すために万華鏡の見え方を参考にした。コラージュの中にも明るい未来やエネルギーを表現したいと思って。データの扱い方や技術面では、まだわからないことも多かったから、発見にもなったね」
竹下「それぞれ手探りな部分もあったけど、ひとつコラージュ作品を完成させて技術と経験は得られたと思う。それはみんなに共通することだよね」
嶋岡「あとは今回の企画に参加して、自然を守ることを自分なりに考えたり、その意思を伝える立場になれたことは、すごく貴重な経験になった。ウィンドウを見てくれた人たちも、一人一人が意識するきっかけになってくれると嬉しいね」
馬場「わかる!植物オンリーで、色味もグリーンベースだったよね。サイズやパターン化することも含めて、一定の条件のなかで制作するというデザインの考え方を経験できた」
竹下「私、コラージュ制作自体が初めてで、すべてが挑戦だった! Neoっていうワードから連想ゲームのように考えて、未来に繋げることを鎖のように表現したりして」
嶋岡「私は今回のテーマに加えて、見逃せないインパクトを生み出すために万華鏡の見え方を参考にした。コラージュの中にも明るい未来やエネルギーを表現したいと思って。データの扱い方や技術面では、まだわからないことも多かったから、発見にもなったね」
竹下「それぞれ手探りな部分もあったけど、ひとつコラージュ作品を完成させて技術と経験は得られたと思う。それはみんなに共通することだよね」
嶋岡「あとは今回の企画に参加して、自然を守ることを自分なりに考えたり、その意思を伝える立場になれたことは、すごく貴重な経験になった。ウィンドウを見てくれた人たちも、一人一人が意識するきっかけになってくれると嬉しいね」
未来を担う学生が考えるサステナブルとは
別府「ショーウィンドウって、ブランドや商品のイメージが上手く可視化されているから、私は感化されるもののひとつ。だから、毎日のように学校帰りに見ていた、ルミネのウィンドウに関する企画に携わることが出来てすごく光栄だったな」
馬場「テーマも今の服飾学生にとっては、切っても切り離せないものだよね。バーチャルファッションコースでCLO(ファッションに特化した着装シミュレーションシステム)を学んでいるのも、将来デザイナーとして環境にも配慮できる手法を知っておきたいから」
別府「衣服は世界でも廃棄量の多いカテゴリーとされているからこそ、服を作る側にいる私たちは、環境問題を他の若者よりも身近に感じている気もする」
竹下「そうだね。ファストファッションの流行もいいけれど、簡単に捨ててしまうのは残念だし、コストを抑えて制作するバックグラウンドを含めてもあまり良くない循環が起こっていて。作る側はもちろん、買うとしても意識を持って服と関わっていきたいな」
嶋岡「そう。だからこそ、リメイクやリユースといった仕組みが必要で、そういう自然を守るような思想をムーブメントや流行として拡散できることもサステナビリティだよね」
馬場「テーマも今の服飾学生にとっては、切っても切り離せないものだよね。バーチャルファッションコースでCLO(ファッションに特化した着装シミュレーションシステム)を学んでいるのも、将来デザイナーとして環境にも配慮できる手法を知っておきたいから」
別府「衣服は世界でも廃棄量の多いカテゴリーとされているからこそ、服を作る側にいる私たちは、環境問題を他の若者よりも身近に感じている気もする」
竹下「そうだね。ファストファッションの流行もいいけれど、簡単に捨ててしまうのは残念だし、コストを抑えて制作するバックグラウンドを含めてもあまり良くない循環が起こっていて。作る側はもちろん、買うとしても意識を持って服と関わっていきたいな」
嶋岡「そう。だからこそ、リメイクやリユースといった仕組みが必要で、そういう自然を守るような思想をムーブメントや流行として拡散できることもサステナビリティだよね」
ルミネと、edenworksの篠崎さん、そして文化服装学院学生の、未来への希望を詰め込んだ特別なウィンドウディスプレイ。ぜひ足を運んでみて。
期間/2024年10月3日(水)~11月20日(木)予定 ※ルミネ立川のみ11月5日(火)~11月20日(木)予定
ウィンドウテーマ/Neo Naturalist - 未来を守る小さなアクション
実施館/ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ立川、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
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edenworks
WEB:https://edenworks.jp/
Instagram:@edenworks_
文化服装学院
Instagram:@bunka_fc
文化服装学院アパレル技術科バーチャルファッションコース
Instagram:@bunka_vf
TikTok:@bunka_vf
装苑ONLINE
WEB:https://soen.tokyo/
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>>ルミネが考えるサステナブルなウィンドウ作り 文化服装学院+edenworks+装苑
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