社食堂ではたらく私たちのワークスタイル
ギャップや意外性、「違和感」を目と舌で味わう!
今回の交流会は、サポーズデザインオフィスが大事にしている「違和感」がテーマ。料理人泣かせのこのお題、一体どのような料理として表現されたのでしょうか?
まず、一品目はベーコンと旬の梨を組み合わせたピンチョス。果物のシャキシャキ感と弾力ある肉の触感の“違和感”を楽しめる前菜です。
こちらは肉と豆をスパイシーに煮込んだチリコンカンのパスタ。一般的にはトルティーヤやタコライスなどに使われる具材を、シャキシャキのレタスとともにパスタでいただきます。
メインは、ローストポーク。特に変わった料理には見えませんが……添えられたソースはなんとコカ・コーラをベースにつくったもの。
デザートに登場したのは、なぜかたこ焼き……ではなく、たこ焼き風のシュークリーム。チョコレートをソースに、生クリームをマヨネーズに見立てていますが、紅しょうがだけは本物! 絶妙なマッチングです。
食材の組み合わせや、見た目と味のギャップが楽しい品々は、どれも刺激的。今回の参加者の皆さんは建築に興味がある方が多く、谷尻さん・吉田さんと専門的な話で盛り上がる場面も見られました。最後に、おふたりからこんなあいさつが。
「今日は社食堂の話を中心にいろいろなお話をしましたが、基本的に『食』は必ずとらなければいけないものです。それを通してコミュニティができたり、働くことや生活を考えるのは、本当は当たり前のことなんじゃないかなと思っています。当たり前のことを興味深く見て、毎日を楽しくすることは自分次第。そういう視点をぜひ取り入れてほしいなと思っています」(谷尻さん)
「私たちも、『社食堂』をつくって、今までになかった働き方を実際にやってみることでわかったことがいろいろありました。これからもホテルをやろうとかいろんな計画があるんですけど、覚悟して挑戦してみたときにだけ得られるものがあります。みなさんにも、自分のできることで挑戦しながら、日々楽しく過ごしてほしいなと思います」(吉田さん)