食べることから暮らしのことを考えてみる

『東京農場 ― 坂本多旦 いのちの都づくり』（松瀬 学／論創社）

「坂本さんは1940年山口県山口市で生まれ、農家が食っていくのにやっとの時代、様々な農業の形態を考え地域の仲間と共同農場、船方総合農場を作り様々な苦難を乗り越え安定経営へ。その後、日本農業法人協会の設立で東京の臨海埋立地を見て東京のど真ん中に農場を作り、そこで野菜、花、畜産をし都民に様々な物や癒しを供給していく場所を作ろうと、東京都に働きかけるも進まなく、ある会議でSPに囲まれ小渕首相に東京農場構想直訴事件を起こす、大都市にこそ農場をと地方からの発信を行ってきた方の物語です。」