2017.1.25
Report 3/3
TOKYOをもっと楽しみたい
おすすめBOOK:暮らしをもっと楽しくしてくれる一冊
暮らしをもっと楽しくしてくれる一冊
CLASS ROOMは「暮らしをもっと楽しくするカルチャースクール」。毎回レポートの最後に、講師がおすすめするライフスタイルブックをご紹介。内面のオシャレを磨く“課題図書”、ぜひ読んでみてくださいね。
田島朗さんセレクト
『LOUIS VUITON TRAVELBOOK VENICE』(谷口ジロー/ルイ ヴィトン)
「世界中から選ばれたアーティストたちにさまざまな旅先のガイドをつくってもらうトラベルブック。ヴェネツィア版を担当したのが漫画『孤独のグルメ』で有名な谷口ジロー氏。先日(2月11日)お亡くなりになったというニュースを聞き、驚きとともにこの本を読み返しました。画家としてヴェネツィアに住んだ祖父の足跡を、ある日本人青年が辿る物語。その精緻な絵の数々とポエティックな言葉の一つひとつが心に染みるんです。そして谷口先生の創作にかける情熱をひしひしと感じ、心の底から元気が出てくる。谷口先生のご冥福を心よりお祈りいたします」
小谷実由さんセレクト
『喫茶とインテリア WEST』(BMC/大福書林)
「内装に特化した喫茶本の決定版。懐かしのレトロ系から近未来系、『ここも喫茶店!?』と思うような異空間の内装まで、西日本の喫茶店の内装がギュっと詰まっています。純喫茶はコーヒーや食べ物だけが醍醐味ではない! と感じられる1冊です」
平野紗季子さんセレクト
『ハロー風景 お湯』(寸、阿部健/ハロー風景)
「『うるおっている風景』をテーマに、詩人の寸さんと写真家の阿部健さんが2人で別府と日田の温泉街を巡り、そこで出会った風景をまとめた一冊。いい匂いのするハンドクリームのような存在で、ああ、生活にうるおいが足りないな、と思うたびに開いては愛でています」