小川町との取り組み
昨年に続き、今年も埼玉県小川町で有機のお米づくりをおこないました。埼玉県小川町下里は全国でも珍しい地区全体で有機農業を営む場所です。
6月、当日は天気にも恵まれchorokoメンバー総勢約60名が参加、農家の方に田植のポイントを伝授いただき丁寧に植えていきました。いつも都心を中心に働き、暮らす私たちにとって、土に触れる気持ちよさや、普段感じることのできない自然に囲まれる空気を感じながらの田植え、足元がおぼつかないながらの作業でしたが、順に苗を植えていきました。
7月、稲刈りに参加した有志のメンバーで草取りに参加しました。刈り取られる草たちも、力強い生命力。稲もすくすくと生長中です。
10月、雨からのスタートでしたが、午後から雨もやみ田んぼの一部で稲刈りをおこないました。
今年は稲が生長するラストスパートの時期に雨が多く降り、お米の粒が例年より少し小さめでしたが、収穫から約2週間、ルミネのもとにお米が届きました!白米、玄米をそれぞれ希望するスタッフが購入し、新米を味わいました。
お米に限らず、どの食材もスーパーで簡単に手に入りますが、これほど手がかかって作られているということがわかると愛着がわきます。こうして「ものづくり」の川上に触れることで、店頭に並ぶ商品に対してこだわりや説得力や情熱を持つことができる、生産者の想いを伝えていく使命感を覚えました。
小川町を訪れる中で、お米や野菜、日本酒の作り手の皆さんとも交流が生まれています。小川町で酒造りをおこなう松岡醸造さんを訪ね、酒蔵の見学をさせていただくとともに、小川町の有機米を使った日本酒造りの話をうかがいました。
小川町で有機で野菜を作り始めるため移住された若手農家の方々とも交流し、なぜ有機農業を始められたのか、どのような暮らし方をしているのか、悩みや課題、未来に向けてどのような希望をもっているかなど、自分たちの都心での暮らし方、価値観も振り返りながら話しました。有機農業を選択した農家さんが語る言葉には、都市で暮らす私たちがふだん見過ごしがちな価値観や視点があります。これからを生きる“暮らし方” を共に創るためのひとつのヒントを持ち帰りました。
また、今年から野菜作りにもチャレンジしています。今年は農家さんの有機栽培で大切に育てられた野菜の収穫にも同行し、ニュウマン新宿800ディグリーズのメニューとしてお客さまにご案内しました。chorokoの小川町との活動を通して、有機栽培について、小川町の魅力、新しいライフスタイルの提案を発信していきたいと考えています。