「アースデイ東京に出てみたいねー」、そんな声はchorokoメンバーの間でも以前から出ていました。ところが、今年出るべきかどうかについては様々な意見が出ました。2011年度から社内の環境推進活動にchorokoと愛称をつけて新スタートを切ったルミネですが、まだまだエコ初心者。実績が十分でない現状でお客様に共感していただけるのか―。
「個人的にこの段階で本当に出ていいのかなぁと感じていました。ルミネとしてもっと環境活動の実績を積んだ上で来年出た方が良いのではないか」、慎重にそう語っていたのは、環境マネジメント室副室長の中澤幸一さん。
一方、「今回カスタマーと接することをチャレンジにして出てみようか、ということを言ってみました」とは、ルミネ取締役で環境マネジメント担当の橋本範文・施設管理部長。「昨年からの体験活動でみんな外に出る楽しさを感じてきていると思うので、今度はお客様と接することで自分たちがやっていることが合っていた、正しかった、と確信を持てる機会になればいいなと思いました。メンバーの方からも出たいという話があったようなので、“だったら、出よう”と」意見は多少わかれたものの、何度も話し合うことで、出展に向けた社内の結束はより深まっていきました。そして今年2月、今回のプロジェクトが動き出したのです。
中澤さんも、「ルミネはこれからもっと環境活動に力を入れていきますよという宣言、スタートという意味での出展でも良いのかな」、そう考えて納得したと言います。「ルミネを普段からご利用されているお客様にも、ルミネにあまりいらっしゃらないお客様にも、“ルミネってこんな活動をやっていたんだ”と知っていただく最大のチャンス。社内でも“あのアースデイ東京に出たんだね”がきっかけになって環境意識が深まっていけばうれしい」
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橋本さん
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中澤さん
アースデイ東京と言えば、出展者も来場者も環境意識が非常に高いことで知られています。
そんな中でルミネが何をどうお伝えしていくか? 悩みながらもこんな内容をイメージしていきました。
- ■毎月みんなで環境について学んだり、体験したりしてきたルミネの環境推進会議「choroko」。
その活動を通じて得た私たちの“気づき”をアースデイ東京のお客様に広くお知らせしたい。 - ■ルミネ各店で行ってきた屋上緑化などのささやかなエコ活動についてもお知らせしたい。
- ■会場では、ライフスタイルを提案するルミネらしく、部屋をイメージしたブース内にクローゼットを作り、
そこで社員が各店のスタッフと共に集めた“ルミネで買える”エコ商品を紹介したい。 - ■当日のワークショップでは、『ecoshare』(エコシャレ)で社員が挑戦したポット栽培をお客様にも楽しんでいただきたい。
季節感のない都心でも自然の恵みや変化を感じられるエコでオシャレな生活を提案したい。
アースデイ初心者の私たち。2.7×3.6メートルの小さなブーススペースをお借りして、
まずはそんな投げかけからはじめてみることにしたのです。
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今回の出展は私たちの活動にとっても新たな種まきになる。そう信じて準備を進めていきました
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展示パネルも「はじめまして」のごあいさつから、としました
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